2011年6月20日月曜日

ほぼ毎日つれづれ『かぐや』日記

お陰様をもちまして、公演は終了致しましたm(_ _)m
誠にありがとうございました!

 只今、下記のページで

 ほぼ毎日、第3回新作公演『かぐや』の

 稽古から本番までの様子を綴っております。

 宜しくお願いいたします。(右の舞台のお知らせ画像からも飛べます♪)

 ほぼ毎日つれづれ『かぐや』日記

 http://blogs.yahoo.co.jp/kourinnokonoko

【過去日記】代稽古のイロハ

2006/11/23(木)

夜中に『チンパンニュースチャンネル』(略してCNC)
 というチンパンジーのゴメスチェンバリンが司会を務める番組を
 見ていてふと思った。

 「これ、どうやって収録してんだろ・・・。」

 ゴメスの吹き替え(BYびびる大木)のコメントと
 ゲストのリアクションが見事にマッチしているんですが
 一見普通に思えるこれ、よく考えると収録するのが難しい気がするのですよ
 ので収録方法をいくつか考えてみた。

 1、ゴメスにある程度勝手に動いてもらい、
  ゲストがアドリブでそれにコメント&リアクションをつける。
  そして、後からゲストのリアクションに合わせてゴメスのセリフを考えアフレコをする。

 2、現場で既にゴメスの行動に即興でセリフをつける人物がおり、
  そのセリフを聞いてゲストがリアクションをとる。

 3、台本は大体決まっていて、それに合わせてなんとかゴメスに動いてもらう。(エサとか でつる)

 番組の最後に『ある程度チンパンジーの行動、生態を考慮して撮影している』的テロップが
 出る所から考えるとその場の流れで決めているんだろうかという気もする。
 う~む、この中に正解はあるのか~。
 秋の夜長
 どうでもいいことをつらつらと考える今日この頃です。

 
 

っで、ここの所師匠が忙しく外部の仕事にお出掛けになる事が多くなって来ました。
 そして私は代稽古という役目を仰せつかる事になったのです。

 昨日は『師範』になって初めての代稽古
 7人のお弟子さんの代稽古
 7つの演目の代稽古
 丸一日ダイゲイコ
 ダダダダダダダダダダ・・・・・・・ダイゲイコ(-▽-)アーアーアー

 

 ・・・そう、私は思い知りました。
 『自分のお稽古があまりにもつたない』
 っという事を

 
 いつも師匠がお稽古をつけている時は
 お稽古を終えたお弟子さん達は、皆さん一様に
 
 『あ~充実した時間だった!楽しかった!』(-▽-)」フゥー
 っとすがすがしいお顔をされています。
 
 しかし、私が代稽古させて頂いた方は皆さん一様に 

 息も絶え絶え
 『ぜっゼェゼェゼェゼェ・・・ヒィー』
 ・・・・異様にお疲れなのです。

 ・・・・何か・・・どう考えてもこれが全てを物語っております。

 説明の仕方も、手順も、その人に合わせた段取りも
 全てがスムーズじゃない
 行き詰るととにかく踊ってもらっちゃう
 ので、皆さんに運動部並の体力を使わせてしまう。ザッツガテンケイ
 
 お稽古した演目は『潮来出島』『関の小万』『君が代松竹梅』『鷺娘』
 『三社祭』『屋敷娘』『あやめ』
 なのですが
 「踊れる、振りを知っている」だけでは人にはお稽古出来ない
 当たり前なのですが
 その踊りそのものを『本当の意味で知って』いなければやはりお稽古は出来ない
 という事を思い知ったのであります。(いやここで思い知っちゃいけないんだが・・・)
 
 
 こっこれではいかん・・・・ 
 
 
 色々考えていたら無意識のうちにおお~きなため息をついてしまい
 しっかりと仕事から帰宅された師匠の耳に届いていました。

 『何、ため息ついてんの、バカかお前は。』

 (T∀T)

 
 お稽古に来ることの楽しさ
 働いてお月謝を払って通う事の重み
 ・・・・知っているぞ。
 
 今は皆さんに協力して頂いて
 一緒にお浚い稽古をしている感じですが
 少しでも師匠のいない事のアナが埋められるように

 沢山いい土を掘り起こしたい
 ひよっこ師範の道はやっぱり
 始まったばかりです。

 ではっ(・0・)」