2011年11月15日火曜日

ほぼ毎日つれづれ踊り子日記

本公演は終了致しました。

誠に誠にありがとうございましたm(_ _)m




■平成24年各流派合同新春舞踊大会

只今、下記ブログにて
ほぼ毎日、新春舞踊大会までの日々を綴っております。

■ ほぼ毎日つれづれ踊り子日記

  http://blogs.yahoo.co.jp/kourinnokonoko 



何卒宜しくお願い申し上げます。

2011年11月14日月曜日

【過去日記】職人さんのお仕事

 2007/3/27(火)

 どもっ。

 昨日、とあるお仕事の関係で『カツラ合わせ』に行って参りました。
 
 『カツラ合わせ』(・∀・)??
 踊りの際に被る鬘
 これが出来上がるまでには色々な工程があります。

 まず、「薄いアルミ」や「銅の板」を木槌や金槌で叩きながら
 頭の寸法や形に合わせた土台を作っていきます。
 この段階を「鬘合わせ」と言います。
 
 やはり人間一人一人、頭の大きさは異なるわけで
 顔の形や頭の形に合わせて鬘屋さんに微調整して頂きます。
 
 結婚式場などでは有りものに、小さな座布団などをいれて調整するようですが
 踊りではそういう訳にもいきません。

 (踊っている最中にすっとんだらちょっと面白怖いもんなぁ・・・)

 風呂敷から七つ道具を取り出し
 床でトンテンカンテンやるその様ったら。。。。
 『職人』な感じがしてえらい素敵なのです。
 
 「この人には今、台金と私の頭しか見えていない(-∀-)イッシンダ・・・」


 そして、台金(だいがね)という土台に髪を植えるまでが鬘屋さんのお仕事で、
 それを受け取って、切ったり、結い上げたり、整えたりするのは床山さんの
 お仕事になります。

 通常の、お浚い会などでは
 顔師さん(化粧をする人)、衣装さん(衣装を着せる人)、鬘屋&床山さん
 この職人の皆様の技術でもって一人の拵え(こしらえ)が完成します。
 職人さん達の高度な技術の結晶なのであります。

 そりゃそれなりに。。かかってしまいますが
 やっぱり贅沢な事なんだなと実感。
   
 さて、今回は自分で羽二重をして、顔(白塗りの化粧)して、鬘も被らなくてはいけないので
 職人さんに
 羽二重(かつらの下にかぶり、頭を覆うかつら下地)を上手にするコツや
 鬘の被り方も教えて頂きました。
 
 いやはや全然手が慣れていません。
 顔をする時にこれも練習していたのですが、どヘタです。
 自分で巻いた羽二重と
 鬘屋さんに巻いてもらったのとではピシッと感が
 全然違います。

 後の髪を持ち上げながら一人で羽二重を巻くってこれ神業に思えますが・・・
 (ネットで髪をまとめて巻くという方法もあるんですが)

 
 顔の道具もちょっとホコリ被ってるし
 白粉も鬢付け油も冷蔵庫で眠っているし・・・
 本腰入れて練習しなきゃなりません
 
 実際の舞台経験がかなり少ない私ですが
 これから沢山積み重ねて行く為にも
 まだまだ課題はつきません
 ではっ (・∀・)」

2011年9月30日金曜日

見れども飽かぬ 讃岐の国

 先日、ちょっくら実家の香川県に帰って参りました。

 寝て、食べて、寝て、食べて、お風呂入って、寝て

 という実に、人間らしい生活をして参りました( ̄(oo) ̄)イキヌキイキヌキ

 私の出身地香川県は

 「讃岐」とも呼ばれています。いわゆる旧国名ですね、

 万葉集に

 「玉藻よし讃岐の国は国がらか 見れども飽かぬ」

 とうたわれているように
 
 海に山に、美しい自然に囲まれた穏やかな土地です。
 (おばあちゃんが乗車するのを待って電車が発車するという、讃岐タイムが流れています)

 っということで
 
 【勝手に讃岐写真館  by iPhone】


               山が多いのです、とにかく。

               むむむむ、美しい夕暮れです。
               外国にちょっと。。。。。見えないか。。。

         もいっちょ、夕暮れ時です。(微妙に光の加減がかわってきてます)

                 真ん中の山は『讃岐富士』とよばれる飯野山です。

               これは朝の風景です。空が広いなぁ。。。

               しつこいようですが(笑)讃岐富士の飯野山
               讃岐には○○富士と名のつく山があと六つあります。

               香川の玄関口 『瀬戸大橋』です。
               これが出来るまでは連絡船で行き来しておりました。
               (陸の孤島じゃった。。。。)

下から眺める瀬戸大橋


                  小さな島が点在する、穏やかな海です。

 
               瀬戸大橋から眺める瀬戸内海

   でしたっ。
   まあ、離れてみて初めて気が付きましたが、
   こんなに自然が美しい土地だったのですね~。


   ではっ(--)」

   《おまけ》

     香川の老舗料亭二蝶。往時の芸妓『二蝶』の名を受け継いだ屋号だそうな
     (なっ中を探検したいっ)


四国と本州を唯一宇高連絡船が結んでいたその昔、
              高松は戦前、二百余名の芸妓衆が活躍する
              「さぬき芸どころ」と言われていたそうな。。。ほほぉ

【過去日記】セレブホーム慰問

 《2007/3/13(火)》
 
 先々月の話になるのですが
 初めて踊りで『老人ホーム』の慰問に行かせて頂きました。

 話を伺った時から、目玉が飛び出るような入居費、
 月に掛かる費用について詳しく聞いていたので
 何となく覚悟は出来ていいましたが

 いや~もうセレブです。セレブ
 あれは『セレブホーム』です。  
 
 ピカピカのエントレンス
 併設されたレストラン(食堂じゃありませんぜレストランです)
 レストランには専属のシェフ(食堂のおばちゃんじゃありませんぜ)
 ホテルの従業員のようなスタッフの方々
 吹き抜けのピアノホール(天井が一面真っ青な空の絵だった・・・)
 ホテルのような個室のお部屋

 キョロキョロして歩いちまいました。
 
 以前、祖母の姉を訪ねて行った際の『老人ホーム』が
 思わず「カッコーの巣の上で」を思い浮かべるような壮絶な所だったので
 違いに驚きました。

 さて、こちらで姉弟子や妹弟子総勢6名で
 『かっぽれ』
 『天竜下れば』

 などのご老人の馴染みの深い踊りを躍らせて頂いた訳です。
 途中、唄を口ずさんでらっしゃる方もいて
 また、古典を舞台で踊るのとは違う喜びがありました。

 んでっ、私には一つここでの仕事がありました。
 それは、皆さんで『かぶきたいそう』(by NHK)
 を踊る為にレクチャーをするという役目を仰せつかっていたのです。

 簡単な振りの繰り返しの一部分を
 一緒に踊って頂く為の説明なのですが
 やはり、人生においても何においても先輩の皆様に説明するので
 仕方というものを考えなくてはなりません。

 最初リハーサルで「おかあさんといっしょ」の歌のお姉さんをイメージして

 『はぁ~い、皆さん、こぉんにっちわ~~~~♪』

 とスマイルで言ったら師匠に
 「相手は子供かっ!!!」と怒られてしまいました・・・。ソリャソウダ・・・・


 ので色々考えて「超丁寧な朝のラジオ体操」風にしようと思い付いたのであります。
 (あれこそ万民に受け入れられているレクチャーだとね)

 
 さて、いよいよ出番が来て私の名前が呼ばれ、足取り軽やか風に出て行きました。

 『本日、皆様に振りの説明をさせて頂きます・・・と申します。
  今から、この踊りの一部分を皆さんに説明させて頂きますので
  ご一緒に、座ったままでいいので体を動かして頂ければと思います。
  宜しくお願い致します。ハイッでは参りますよ~。』

 
 最初、動いて頂けないかと不安だったのですが、
 皆さん、驚くぐらい一緒に踊って下さいました。

 もちろん、全員とはいきません色々な方がいらっしゃいます。
 でも、なんか胸が躍りました。テンションが上がりました。

 たっ楽しい・・・・・。
 
 そして、私は私の目の前で物凄い笑顔で踊ってくれている「おじいちゃん」に
 目が釘付けになりました。
 そして自分の、大好きなおじいちゃんを思い出したのです。

 「ああっおじいちゃん、元気かな~。」
 故郷の祖父に思いをはせていたら、

 
 ・・・・掛け声をかける場所を間違えました。
 
 
 関係ない振りの所で『はいっいきますよ~。』っと言ってしまった私。

 「さあっいくぞ!」っと手を上げてくださったのに
 見知らぬ振りに戸惑うご老人の方々・・・・スイマセン(・∀・:)

 失敗なしには、物事を終えられないだろうか。。。。

 まあ、そんなこんなのプチハプニングもありましたが
 楽しい経験でした。
 ホームの方にも『こんなに表情を出して楽しんでらしたのは久し振りです。すばらしかった』
 と言って頂き、皆でほっと胸を撫で下ろしました。

 また機会があったら是非伺いたいです。 
 『セレブホーム』(・∀・)」ジャラバイッ 

2011年9月19日月曜日

過ぎ去るは夏


                   ↑困った時の籠り稽古場(ここで随分「まかしょ」りました。)
 
 またまた本気で気まぐれ日記になりつつありますが

 。。。

 今年の夏もどどんどどんっ、と過ぎ去ってゆきました! グッバイ

 そういえば、突然ですがテレビの無い生活は(正確には見れない)

 中々快適です!

 なんだか時間がゆっくりと過ぎてゆくし、

 窓を開けていれば色んな外の音が聞こえてくるし、

 とにかく本が沢山読めます。

 無いなら無いでよいものかもしれません。

 しかし、NHK『芸能百花繚乱』が見れません。

 う~む。。。。。困った
 
 っという事で(?)

 勝手に今年の夏がいかに過ぎ去ったかを羅列します。

 8月は
 
 【趣向の華の受付のお手伝い】
 何だか、いつも劇場にいる時は
 汗だくで色んなもの担いで走りまわっている事がほぼなので
 着物で、おめかしして、受付でもぎりをしている自分が
 新鮮でした。
 舞台もちょっと拝見させて頂きとてもありがたい経験でした。

 【ワークショップ&本番】
 渋谷区のワークショップの補助を今年もさせて頂きました。
 どうすれば師匠の邪魔にならず、ちゃんと補助が出来るのか
 どうすれば、師匠の意思をうまくくみ取れるか
 そして、どうすれば皆さんに分かりやすくお伝え出来るか
 毎回、課題です。
 
 でも、やっぱりワークショップがとても好きなのです。
お子様達や、色んな方とふれあって
大声出して(笑)踊って
何だか性に合うのですね。

 本番も飛雄馬の姉よろしく袖からじーっと見て
感動してました。
 

 【アナザー・カンパニー公演】
 今年も、制作として色んなもの担いで走りまわりました!
 会場では舞台衣装を着付けさせて頂きました。
 着せてる間にお客様にお話ししてる、
 衣装とか踊りについての説明のネタを
 もっと増やさないと駄目だなあと反省。
 毎年、このカンパニーのお手伝いをさせて頂き
 素晴らしい舞踊家の方々の踊りを沢山拝見させて頂ける
 本当にこんなありがたく幸せな事はないと思っています。

 しかし、憧れの方々過ぎて
 打ち上げの確認する時につい声がうわずってしまします。(-Α-)
 どきどきしちゃうんだよなぁ。。。

 【大先生の浴衣会に参加】
 師匠の師匠である幸女先生の浴衣会に参加させて頂きました。
 いつも師匠の付き人として伺ってるのですが
 今回は初参加

 『松の緑』
 を踊らせて頂きました。
 私が踊りを習い始めた初期に教えて頂いたのですが
 なんだかこの踊り大好きなのです。このストイックさがとても。

 基本にしっかり、丁寧に、大きく、雄大に

 前日に師匠が踊って下さったのでイメージがとても膨らんだのですが
 やっぱりいくらきっちり踊っても、
 師匠のように柔らかく、優雅にならないのは
 どうしたものか。。。。。(ーΑー) 

 【新春予選だ、大変だ!】

 来年は、お浚い会もあり、色々色々あり
 本当に悩んだのですが、
 わがままいって予選に挑ませて頂きました。
 
 お陰様で来年も新春舞踊大会で踊らせて頂きます。
 
演目は『まかしょ』です

 どうしたらこの踊りが素敵に踊れるのか
 師匠や色んな方にいつも指摘頂く事を
 この踊りでしっかり昇華させたいと思います。

 自分にとって問題山積みの踊りであるからこそ

 しっかり踊って前進、そして進歩したいです。

 ファイっ (--)」 

 という事で

 今年の夏も

 踊り踊って過ぎ去ってゆきました。(まだ暑いけんど。。。)

 ではっ

 (--)」

【過去日記】マンモスお浚い会②(踊り編)

2007/3/11(日)
(連獅子)
 狂言師の左近と右近が手獅子を持って現れ、
 天竺清涼山の有り様を描き、
 千丈の絶壁断崖から子獅子をつき落とす親獅子の試練と愛情を語ります。
 踊るうち、二人の狂言師に獅子の精がのりうつり
 二人は何処へか消えうせます。


 っという踊りなのですが、
 曲を聞くだけで血が騒ぐという大好きっぷりなのに
 いざ踊るとなると形にならないという
 矛盾を抱えたまま今に至っていたのですが
 出来れば、体が目一杯マックスで動ける今のうちにやりたい!と思い
 今回踊らせて頂く事になったのです。
 
 大好きな姉弟子に親をやって頂き
 緊張と嬉しさで心躍らせて舞台に上がりました。

 師匠にはお稽古の度に
 『かわいくない』
 『谷底に落ちなそう』
 『蹴落とされても何度でも這い上がってきそう』
 『あんたのは仔獅子じゃなくてジャイアン』(ー∀ー)・・・・

 などなど凄いコメントを頂いてきただけに色々考えました。
 私は役の性根をつかむのがとてもヘタクソで時間がかかります。

 『勇敢だけど可愛くなきゃ駄目、バンビよバンビ。』

 バンビか・・・・
 『勇敢なバンビ』(鹿だけど・・・・)

 そんで、なんだかんだで本番となった訳ですが
 今までで一番親との意気が合って、初めからとても気持ちよく踊れたのでした。
 やっぱり、最近本番の舞台がとても怖くて楽しいのです。
 
 

 ・・・・が
 

 仔獅子がソロで踊る場面で
 私は突然足が滑ってしまい
 一瞬バランスを失ってしまったのであります。

 『あれ・・・・なんか・・・・滑るぞ。』

  所作は滑るけどいくらなんでも滑る
 ・・・・なぜだ?

 私は控えながらちょっと考えました。
 そして気付いてしまったのです。

 
 ・・・・・足袋カバーを履いていることに


 
 もう一つ気付いてしまったのです


 ・・・・・もしかしなくても親獅子も足袋カバーを履いている事に 

 『足袋カバーとは名の通り、足袋が汚れないように足袋の上に履くものです。
 本番はもちろん真っ白な足袋で踊りたいので、踊り手はこれを直前に脱ぎます。
 そして大体がナイロン100%ですので、通常の綿製の足袋とは違って
 絶大なつるつる感があります。』


 もう、舞台に出てしまった以上どうしょうもありません。
 自分が悪いのであって、こうなったらやるっきゃありません。 
 
 そして、舞台上で
 お互いがお互いの状況に気付いてしまったので
 (『あっ、足袋カバー脱いでないじゃん』というね・・・)
 不思議な連帯感が生まれたような気が。。。。。

 今までこの『連獅子』を踊った中で一番気持ちが通じ合いました。
 姉弟子がとても威厳があって格好良くて
 「おと~ちゃん」(-∀-)」
 と心から思いました。
 
 連れ舞で、どうなった時が一番楽しいかというと
 やっぱりお互いの息が合って踊れた時なのです。
 
 楽しくて夢中になれた連獅子だったのです。


 しかし、同時にこういう不注意は駄目だという事を
 思い知った日でもありました。
 やはり、見ている人間には分かるし
 足袋カバーを履いているという事実は
 踊り手がどう踊った所でついて回るのです。

 舞台で踊るのは楽しい
 でも事前の自己管理は自分の責任

 当たり前だけど、踊るだけでいいわけじゃないのです。

 『つるつる連獅子』(・∀・)」サバラッ

2011年7月31日日曜日

なんと奥深くて難しいこと

    
          
   ↑本日のワークショップ後の御馳走(御馳走様です<(_ _)>)

 

 さてさて新作公演も終了して(ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました!!)

 世の中は地デジ化し

 そして
 
 やっぱり 

 うちのテレビは映らなくなりました。。。。(-へー)

 テレビを見れる生活をあまりしていないので

 よいかと思って世の中が『地デジ化』に沸いている時も

 そのままにしていたのですが、

 人間不思議なもので

 映らないと思うとテレビが無性に見たくなります。

 よしっ、

 テレビを買おう(と今さら今さら思っています)

 
 さてさて私は普段から師匠の稽古場をお手伝いさせて頂いたり

 色々な区や県でワークショップのお手伝いをさせて頂いたり

 本当に『伝える』という事においても

 とてもありがたい機会を沢山頂いています。

 そこでいつも師匠にご指摘を頂いたり

 自分で反省を繰り返す事のひとつに

 「その人の分からない『事』を その人の『言葉』で伝える」

 という事があります。

 当然の如く、踊りを習っているうちに

 どうしても出来ない事や

 どうしても覚えられない事

 どうしても理解できない事

 というのは出てくる訳ですが

 まさしく「十人十色」で

 この『事』もその方によって色々で、

 理解出来たり、覚えたり出来る『すべ』も人それぞれなのです。

 その人が迷ったり悩んでいる事を

 その人が分かる方法、言葉で伝える
 
 相手の気持ちになって伝える

 人に伝えるという事は本当に本当に自分本位では出来ません。


 なんと奥深くて

 なんと難しい事なんだろう


 っと


 最近前向きに悩んでいます(-Α-)


 《師匠に関する余談》
 私の師匠は魔法使いです。
 相手の気持ちを一瞬でくみ取って、『びびでばびでぶー』で
 分からない所を分からせてしまいます。
 そしてヘコむ魔法使いの弟子です<(_ _)>

【過去日記】マンモスお浚い会①(後見編)

 2007/3/11(日)

 いやいやいや
 自分でもどんだけ更新していないのかもう覚えていません。
 新しい年を迎えてから濃厚な日々が続いる訳ですが
 そんな私の最近のリラックス法は
 相も変わらず
 『夜中のスナック(お菓子ね)』
 です。
 いやいや美容にとっても、体重にとっても最悪に違いないのですが

 ・・・夜中に休日のパパスタイルでスナック・・・・・
 テレビ見ながらスナック・・・・
 甘いのと辛いの交互にスナック・・・
(作家の林真理子はこの黄金サイクルで太ったらしい)

 (-▽-)シアワセ・・・・・
 
 でも、毎日の『ヘルシアウォーター』は欠かせません
 女って矛盾しとりますな。

 っで、昨日お稽古場のお浚い会(皆さんが日頃の成果を発表する内輪の会)
 が催されました。
 番数が41番というマンモスお浚い会です。
 
 お浚い会の場合、私は
 着付けや音係りやらやんだかんだとお手伝いさせて頂きますが
 やはり主に後見(演者に小道具を渡したり、色々サポートする人です)
 をやらせて頂くようになります。
 
 後見は私にとってたいっへん恐ろしい仕事です。
 自分が踊るより緊張します。
 師匠は『お浚い会』ではこの後見についても
 非常に厳しい目で見てらっしゃいます。

 なぜなら後見がミスをすると演者に何かしら影響を与えるからです。
 これまで沢山お稽古を積んだ皆さんの踊りを壊すなんてあってはならないわけで
 後見は見えてはいけないもの居るけど居ない人(まあ見えてるけども)
 あくまでサポートが仕事です。
 
 後見をする際、師匠によく言われるのが

 『踊ってる人間の目を見ろ』
 という事です。

 別に四六時中その人の目を凝視してろって事じゃなく
 下がって来た演者に小道具を渡す際
 その人の気持ちを汲み取って渡せという事です。

 どう渡せばその人が一番受け取り易いか
 何処に置けば一番踊りやすいか
 ハプニングが起こったら(着物を踏んでヤバイ状態になったとか)
 どのタイミングで出れば邪魔にならないか
 どう動けば観客にとって邪魔にならないか

 後見は怖くて難しい(TへT)

 暴走して自分の事を考えてしまいがちな私は
 後見もまだまだ未熟です。
 『相手の気持ちを受けて動け』
 後見は連れ舞に通ずるものがあるんだな

 って事で今回私は念願だった『連獅子』
 の仔獅子を踊ったのであります。
 つづく (ー∀ー)」

 《余談》

 後見の失敗は数々ありますが
 一番多いのは差し金蝶々での失敗です。
 これは差し金の先に蝶々がついていて
 まるで生きているかのようにヒラヒラ飛ばせるというものなのですが

 私はヒラヒラではなく、羽を大きくお~き~く羽ばたかせると勘違いし

 バッサ~バッサ~バッサ~

 と大きく上下に動かして、観客に笑いをこらえさせるという失態を犯した事があります。

 後で見ていた人に聞いた所
 その様は蝶々ではなく

 『モスラ』だったそうです。(-Α-)

2011年6月20日月曜日

ほぼ毎日つれづれ『かぐや』日記

お陰様をもちまして、公演は終了致しましたm(_ _)m
誠にありがとうございました!

 只今、下記のページで

 ほぼ毎日、第3回新作公演『かぐや』の

 稽古から本番までの様子を綴っております。

 宜しくお願いいたします。(右の舞台のお知らせ画像からも飛べます♪)

 ほぼ毎日つれづれ『かぐや』日記

 http://blogs.yahoo.co.jp/kourinnokonoko

【過去日記】代稽古のイロハ

2006/11/23(木)

夜中に『チンパンニュースチャンネル』(略してCNC)
 というチンパンジーのゴメスチェンバリンが司会を務める番組を
 見ていてふと思った。

 「これ、どうやって収録してんだろ・・・。」

 ゴメスの吹き替え(BYびびる大木)のコメントと
 ゲストのリアクションが見事にマッチしているんですが
 一見普通に思えるこれ、よく考えると収録するのが難しい気がするのですよ
 ので収録方法をいくつか考えてみた。

 1、ゴメスにある程度勝手に動いてもらい、
  ゲストがアドリブでそれにコメント&リアクションをつける。
  そして、後からゲストのリアクションに合わせてゴメスのセリフを考えアフレコをする。

 2、現場で既にゴメスの行動に即興でセリフをつける人物がおり、
  そのセリフを聞いてゲストがリアクションをとる。

 3、台本は大体決まっていて、それに合わせてなんとかゴメスに動いてもらう。(エサとか でつる)

 番組の最後に『ある程度チンパンジーの行動、生態を考慮して撮影している』的テロップが
 出る所から考えるとその場の流れで決めているんだろうかという気もする。
 う~む、この中に正解はあるのか~。
 秋の夜長
 どうでもいいことをつらつらと考える今日この頃です。

 
 

っで、ここの所師匠が忙しく外部の仕事にお出掛けになる事が多くなって来ました。
 そして私は代稽古という役目を仰せつかる事になったのです。

 昨日は『師範』になって初めての代稽古
 7人のお弟子さんの代稽古
 7つの演目の代稽古
 丸一日ダイゲイコ
 ダダダダダダダダダダ・・・・・・・ダイゲイコ(-▽-)アーアーアー

 

 ・・・そう、私は思い知りました。
 『自分のお稽古があまりにもつたない』
 っという事を

 
 いつも師匠がお稽古をつけている時は
 お稽古を終えたお弟子さん達は、皆さん一様に
 
 『あ~充実した時間だった!楽しかった!』(-▽-)」フゥー
 っとすがすがしいお顔をされています。
 
 しかし、私が代稽古させて頂いた方は皆さん一様に 

 息も絶え絶え
 『ぜっゼェゼェゼェゼェ・・・ヒィー』
 ・・・・異様にお疲れなのです。

 ・・・・何か・・・どう考えてもこれが全てを物語っております。

 説明の仕方も、手順も、その人に合わせた段取りも
 全てがスムーズじゃない
 行き詰るととにかく踊ってもらっちゃう
 ので、皆さんに運動部並の体力を使わせてしまう。ザッツガテンケイ
 
 お稽古した演目は『潮来出島』『関の小万』『君が代松竹梅』『鷺娘』
 『三社祭』『屋敷娘』『あやめ』
 なのですが
 「踊れる、振りを知っている」だけでは人にはお稽古出来ない
 当たり前なのですが
 その踊りそのものを『本当の意味で知って』いなければやはりお稽古は出来ない
 という事を思い知ったのであります。(いやここで思い知っちゃいけないんだが・・・)
 
 
 こっこれではいかん・・・・ 
 
 
 色々考えていたら無意識のうちにおお~きなため息をついてしまい
 しっかりと仕事から帰宅された師匠の耳に届いていました。

 『何、ため息ついてんの、バカかお前は。』

 (T∀T)

 
 お稽古に来ることの楽しさ
 働いてお月謝を払って通う事の重み
 ・・・・知っているぞ。
 
 今は皆さんに協力して頂いて
 一緒にお浚い稽古をしている感じですが
 少しでも師匠のいない事のアナが埋められるように

 沢山いい土を掘り起こしたい
 ひよっこ師範の道はやっぱり
 始まったばかりです。

 ではっ(・0・)」
 

2011年5月24日火曜日

にたまご ー 姉妹で着物ユニット ー

 昨日、香川県に帰郷し、祖母がお世話になっている施設で、
 『ピアノと日本舞踊の午後』というイベントを行って参りました。



 ↑ まめで多才な姉がDMとポスターを作ってくれました(凄し!)
  

    
 私の姉は大阪在住のパイプオルガン奏者でして

 せっかくなので二人でユニットを組んで祖母の為に何かしよう

 という事で実現しました。


 思いっきり思いつきで

 『にたまご』

 というユニット名を考えたのですが
(二人の孫、祖母に似た孫、各々の方面における二つの卵、という意味で)

 施設で暮らしている方々に

 「にたまごってあのラーメンに入れるやつか??」

 「にたまごって食いもんか??」

 と散々スタッフさんが突っ込まれまくったとか。。。。 アレッ(-_-)

 
  演目は

  ・天竜下れば (こちらはピアノと日本舞踊の共演で)
  ・花(ピアノ)
  ・かっぽれ(日本舞踊)
  ・荒城の月(ピアノ)
  ・潮来出島(日本舞踊)
  ・蘇州夜曲(ピアノ)
  ・金毘羅船々(日本舞踊)

  をご披露させて頂きました。

 


  まずい、演目を詰め込み過ぎたと思ったのですが

  皆様、熱心に聴いて、そして見て下さって、本当にありがたやでした。ふぃ~(-_-)


  やはり入居されている皆様には馴染みの曲ばかりだったようで

  一緒に歌って下さったり、手拍子を下さったり

  『金毘羅船々』ではレクチャーの後、皆様にもワンフレーズ踊って頂いたのですが

  皆様、歌いながら踊って下さり

  アンコールまで下さり

   
 
 施設のスタッフさんにも親切にして頂き(バックに「歓迎にたまご様」の温かい文字が)

  

   誠に、誠にありがとうございました。
 
   祖母も一番前で見て、一緒に一生懸命踊ってくれて
 
   よかったよかった

   姉と一緒に遊ぶ事はあってもそれぞれの分野で何かするとか

   考えた事もなかったのですが

   何事も実現してこそですね。


   では\(-o-)/

【過去日記】教え伝えるという事

 

                 ↑先日、私の不注意から血染めになりかけた着物

 2006/11/21(火)

 この着物は母が中学生の時に作ってもらったという『付け下げ』です。
 どうやら母は昔『お茶』を習っていたらしく、
 そのお稽古に着ていく為に誂えてもらったようです。
 (付け下げはその控え目な柄から、茶人の着物として重宝されているそうな)ホォ~

 柄もかわいいし、色合いも素敵だし、結構舞台栄えするので気に入っているのですが
 母が中学生の頃の着物だからなのか、私が安産型のおしりだからなのか
 身幅が狭いのが難点で、着付けに結構気を使います。
 
 そして、恐ろしい事に前回着た時よりも身幅が狭くなった気がしてなりません
 ビミョ~ニトドカネ~
 着物じゃなくて、私の身幅がアップしたと思われます。
 
 日本舞踊はおとなしく思われがちですが、
 実は、バスケ並に足腰がたくましく為っていくものだと
 声を大にして言いたい(・〇・)ヨ

 

 っで、前回の続きですが
 朝の血染めハプニングを乗り越えて
 姉弟子の会が催される会場に到着致しました。

 その会場は師匠が初めてお弟子を持って
 お稽古をつけ始めたという思い出深い場所です。
 そして、その場所で三歳からお稽古を始めた姉弟子が
 自分の第一回の会を開催するのです。


 人から人へ教え受け継いでいく
 その輪廻のもたらす温かさ、奥深さのようなものを感じます。

 何か『教え伝える』って事が持つ力は凄いな~。

 お弟子さんが踊る姿からは
 姉弟子が日頃、一つ一つの踊りを大切に丁寧に伝えている姿が
 見えてきます。
 自分でお弟子を持って一から教え伝えていく事は大変な事です。
 大きな責任も伴います。

 自分はお浚いや代稽古でいっぱいいっぱいだというのに
 自分の会を持つ姉弟子は凄いな~
 デッカイな~
 いつかこうなれるのかな~
 
 会主となった姉弟子の姿を見て色々な思いをはせた日でした。
 とても、温かくて楽しい素晴らしい会でした。

 しかし、いつか来るのか?いや、来なきゃいかんな
 自分がお稽古場を持つ日を(-з-)夢見る内弟子でした。トオイメ・・・

 ≪余談≫
 姉弟子の会で『島の千歳』という踊りを踊ったのですが
 最初から着物の裾がぱっくり割れる嫌な予感がしていました。
 案の定、踊っている時チョロチョロと裾よけが顔を出してしまいました。
 
 着物の身幅もしくは、着付けのせいにしょうとした私でしたが

 師匠『なんで、裾がああなったの?』

 私「あっ・・・着物の身幅が・・」

 師匠『何で!?』

 私「えっ・・・着物の着付けが・・・。」

 師匠『足幅広くバサバサ踊るからだろーがっ!!!』

 ・・・・・撃沈。
 
 ちょっと自分ではいい出来と浮かれていたので
 余計にバッサリ切られた感があったのでした。

 ・・・・・うぅっ未熟

2011年5月17日火曜日

踊りの声を聞く

 
 今月末に、祖母が入っている施設でちょっとしたイベントをやるので

 こんなベタなCDを購入しました。


 ザッ民謡ベスト


 この中に入っている『金毘羅船々』にちょっと振りをつけて踊る計画なのです。

 あまりにひよっこ過ぎて振付といえる程のものでもないのですが、

 振りを作るという行為はあまり経験がないので、

 師匠に何回か見て頂きながら考えました。

 むむむむむむ、難しかった。。。。

 
 地元(香川県)の人間なら誰しも知っているこの曲に合わせて

 おじい様やおばあ様たちに、ちょっと身体を動かして頂こうかと思っているのです。

 たのしみたのしみ\(-o-)/

 

 振付といえば

 いつも師匠が振付をする場面に、記録係として立ち合っているのですが

 (一回出てくると、一瞬にして消えてしまい、そしてどんどん進化していく振りだから

  見逃せんのです(・へ・))

 いつもまるで魔法のように、素敵な振りが次々出てくるのか不思議でなりません。

 生まれてくる振りには、ちゃんとその踊りの空気、空間があって

 振りというよりお話が生まれてくる感じです。

 踊る時ももちろんそうだけども

 振りを作る時も、振りというパーツを一つ一つ作るという感覚ではダメなのですね。

 振りを使って空間やお話をつないでいくというのだろうか

 そんな事考えずとも曲や演目を分かっていれば自然と出てくるものなのだろうか。

 とにかく作るも踊るも

 同じなのですな。


 よく『のだめカンタービレ』

 という漫画の中で

 「楽譜を好き勝手に弾くのもよいけども

 モーツアルトやベートーベンがこの楽譜に込めた思いを

 ちゃんと聞いてあげないとダメだよ」

 というような言葉が出てくるのです。

 振付の現場にいるとその「言葉」がとてもよく聞こえてきます。

 

 しかし、しかし

 聞こえるけどもそれを『実現』していくには

 私には足りないものが沢山ありすぎるなぁ。

 がんばろ。

 では(--)」
  
 【余談】

 ちなみに私の振付第一稿は、

 唄に全部振りをあてまくるという、大層五月蠅いものになりました。

 ふっ振りって、正直。。。。。。(-_-)

【過去日記】不注意の恐怖

 2006/11/14(火)

 師匠に毎回・・・・怒られる事なのですが
 私は本当に『不注意』です。
 いやっ、ですって言うか真面目に直さなきゃならん所なのですが
 本当にどうにもこうにも『注意が足りていない』のです。

 先日、いつもお世話になっている姉弟子の初の勉強会があり
 (つまり姉弟子のお稽古場のお浚い会ですね)
 私も師匠や他の姉弟子と共に賛助として参加させて頂きました。

 こういうお出掛けがある時
 私は師匠がご起床になる時間帯に
 自分の支度(ヘアメイク&着付け)をバッチリ完成させた状態で
 師匠宅に伺い、着物の支度や荷物の積み込みなどを手伝わせて頂きます。

 ・・・・がっこの日はどうも朝から髪型も着付けも思うように決まらず

 『あ~この帯揚げの状態が我慢出来ない。』
 『あ~この帯の弛みが嫌~~~~~!!!。』
 全部脱いでもう一回着直したい衝動に駆られていました。

 がっこのままでは遅刻してしまう・・・・(T∀T)ソレダケハヤバイ
 私は師匠のお宅でこっそり全身を修正する事にし、取りあえず家を出ました。

 っで、師匠宅。
 師匠や姉弟子が着物の支度をされるまでに少し時間があったので
 私は必死で自分の帯を直し始めました。
 帯を解いて超速で締め直します。
 
 わっ私には時間がないのだ・・・

 私はあせりました。

 ちょっとテンパリました。

 ・・・・そしてふと気付きました。
 

 

 『あれっ(-∀-)親指から血が出てる・・・・。』
 


 いやな予感が私の脳裏を過ぎりました。
 私は玄関の鏡に近付いて確認しました。

 『でぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』

 っち血が・・・・着物のあちらこちらに
 っちっちっちちが、っつっつっつっつっつついている。

 『ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。スプラッター』
 
 まさに和製ホラー
 よりによってクリーム色の着物を着ていた為
 血がはっきり見えましたとも エエ・・・・
 
 そう、私はその前の日、師匠の夕飯を用意する為
 キャベツを切っていて親指をサックリ切ったのでした。
 浅かったはずのその傷ですが
 必死に帯を締め直している内に
 その私のあまりの必死っぷりにぱっくり口を開いてしまったようで
 血が流れ出していたのでした。

 そしてそして私はそれに気付く事無く
 帯やら帯締めやらを直してしまったのです。

 
  ・・・そらあっちこっちに付きますよ。
 なぜっなぜ気付かないのだ・・・私。

 すぐに必死で濡れたタオルで叩いたので
 (本当は水は着物には大敵ですが)
 血はとれましたが

 当然、師匠にお叱りを頂きました。

 『全部あんたの不注意!!』
 
 ホントに不注意です。
 一つの事に夢中になると
 他に意識がいかなくなる

 これ、大きな問題です。
 周りが見えなくなるのってとても危険です。
 そして、往々にして私はそうなのです。

 そんな訳で、午後過ぎ
 姉弟子の勉強会会場に出発

 そんな訳でつづく(-з-)」 

2011年4月25日月曜日

こんぴらふねふね

 ちょっと前の話ですが、

 こんぴら歌舞伎を見に久々実家(香川県)に帰省しました。

 実は私は飛行機がだいだいだいだいだいだい~~~嫌い

 大層苦手なので

 何時間かかろうとも新幹線&電車で帰省するのですが

 今回は、師匠や姉弟子の幸亜さん、そしてお孫ちゃん達と

 一緒という事で、何だか大丈夫な気がして乗ってみました。

 普段やむを得ず飛行機に乗る時は、離陸時から目をつぶり

 心の中で

 『楽しい楽しい空の旅~♪』

 『この飛行機には足が生えている、長い長い脚が生えている!!』

 『電車と同じ!、電車と同じ!!』

 と訳のわからない呪文を唱えながら緊張して時間を過ごすのですが

 今回、初めて飛行機から地上をじっくり眺める事が出来ました。

 富士山が真近に見え、

 てっぺんに雪をうっすらかぶった山々が見え

 景色が本当に美しかったです

 

 

 こんぴら歌舞伎は

 家元の『鯉つかみ』

 がもうこれでもか!という位楽しくて

 ひたすら大興奮して観賞しました。
(興奮しすぎてお顔がテカッテカになりましたとも(ーΑー))

 

 

 思えば、私がこんぴら歌舞伎を初めて見たのは高校生の時でした。

 あの物語と、演ずる役者さんと、観客と、芝居小屋が一体になって

 芝居小屋の中をぐるぐると漂っているような、

 あの衝撃的な体験が

 自分が日本舞踊を習い始める大きなきっかけになったと思います。

 もちろん、大きな劇場で見る歌舞伎も好きですが

 「こんぴら」で見る歌舞伎は

 いつもと違う体感を与えてくれます。


 ではっ(--)」

【過去日記】地方(じかた)で踊る阿呆

 2006/11/7(火)

 突然ですが最近、北海道の大人気お土産『じゃがぽっくる』に激似のお菓子を見つけました
 
 その名も『ジャガビー』
 
 両方ともリアルなじゃがいもの味が楽しめる塩味の美味しいお菓子なのですが
 食感といい、味といい、姿形といい
 この激似ぶりはどうした事だ
 特許とかどうなってんだ??と疑問に思ったので調べてみたら
 両方とも発売元が同じ『カルビー』だったのでした。
 姉妹品だったのであります。
 『じゃがぽっくる』は北海道限定のお菓子だったのですが
 あまりに人気があったので姉妹品をその他の地域で発売する事になったのでしょう
(by憶測)
 

 何にしろおいしいので是非お試しを!

 
っで、先日ある舞台があり
 そこで初めて地方さん(生の演奏)で踊るという体験をしました。
 
 な~にを今更な感じですが、正直に経験が無かったのです。
 でっでっ
 
 やっぱり地方さんで踊るというのは違いました。

 いや~、本当にどうしようかと思う位楽しかったのです。
 (下浚いの際、楽しくて踊ってる最中『ははっ(-∀-)』とか言いそうになってしまいました・・・)
 
 テープでは聞き分け難かった各楽器の音が
 本当に一つ一つリアルに生き生きと聞こえてくるのです。

 お囃子の音 三味線の音 長唄
 
 それぞれが弾んでぶつかって融合して
 自分に対して迫ってくるという感じで
 皆さんの息づかいや間を感じて踊れるというのはなんて幸せなんだと
 かんなり今更ですが、初めて知りました。(・へ・)

 以前も書いた事があるのですが
 私は今まで舞台で踊って『もう一回踊りたい』『ずっと舞台の上にいたい』
 なんて思った事がなく
 本番中というは私にとって大きな壁で
 『あ~孤独だ』『つらい~』と思う事の方が多かったのですが
 今回初めて
 
 『もう一回踊りたい』
 『早くあの場所に戻りたい』
 と強く思いました。
 
 『舞台って何て楽しいんだ』と

 そういう訳で
 
 改めて色々自分は恵まれているなと思った次第です。
 

 舞台は自分一人で成り立っている訳ではなくて
 それは踊っている時もおなじで
 勝手に踊ってるから『孤独』と思うだけで
 
 まあ、本番の怖さとか壁とか決して乗り越えた訳ではなく
 相変わらずの未熟もんですが
 今回の貴重な舞台経験は自分にとって
 大切な一歩になったと思います。

 あっなんか妙に真面目な話になっちった。
 ではっ(・∀・)」 
 

2011年4月12日火曜日

きらきらの灰かぶり姫

 
 先日、友人と一緒に

 スターダンサーズ・バレエ団4月公演
 「シンデレラ」全2幕
       ~吉田 都から子どもたちへ贈る夢のステージ~

 を見に行って参りました。

 これ、低予算で(チケットやすし!!)

 子供たちに向けてという事でさほど大々的に宣伝していなかったのですが、

 バレエをやっている友人のお陰でチケット入手したのでした

 吉田都さんのメッセージはこちら
 http://www.nhk-p.co.jp/concert/20110331_164947.html

 地震などで自粛ムードが吹き荒れる中で、中止も検討されたようですが

 しっかり公演を行ってくれて本当によかった。

 舞台装置や衣装もお金をかけたものではなかったし
(主役お二人はおそらく自前ですので際立ってきらきらです!)

 照明のレベルもおとしていただろうし、

 演出も子供向けにはしょってましたが

 都さんのコメントにもあるように
 『私も、そして王子役のヴァレリーも、劇場にお越しになる皆さまが、
  私たちの踊りをとおして、少しでも心豊かな時間と、
  明るい希望を持っていただけるよう、心を込めて踊ります。』

 という温かい気持ちが会場全体を包んだ、それはそれは素敵な

 『シンデレラ』

 でした(。--。)

 都さんの踊りは、とても正確で丁寧で、音楽性が素晴らしくて

 でも押しつける所がみじんもなくて、とても優しくて

 見ている側をとても幸せな気持ちにしてくれます

 もう内側からキラキラが溢れ出て、華というか、

 これは人徳のなせる技なのではないかと

 (あこがれる。。。。。(´- `*))

 もう『萌え』の塊みたいな日本的シンデレラでした。

 そして、こんなさなかイギリスから来日してくれた

 ヴァレリー・ヒリストフ (英国ロイヤル・バレエ団 ファーストソリスト)

 はディズニーの映画から抜け出たみたいな

 手足のなが~い、ハンサム素敵王子で、会場の女子の心を鷲づかみでした(´- `*)

 やはり王子はこうじゃなきゃ。。。。ね

 

 終演後、友人と

 『魅せられたわ』『魅せられたね』
 
 と久々晴々した気持ちで帰路についたのでした。
 
 もちろんこんな時ですので、自粛にも色々理由がありますが

 公演をちゃんと出来る環境があるならば

 普段通り、ちゃんと公演をする。


 これは結構大事な事なのではないかと思ったのでした。


 そして、やや遠方の会場には沢山の親子連れが来て

 温かくて大きな拍手を出演者に送り

 会場入り口の義援金BOXに募金をして帰っていったのでした。


 これでいいのではないかと思ったのでした。

 
 ではっ(・へ・)」 
 

【過去日記】帯結びのイロイロ


           いくらなんでも・・・・キャベツしょってます・・・(葉牡丹だけど)。

2006/10/3(火)

 またまたご無沙汰しております。 ナハッ(ー∀ー)」
 そろそろマメに更新する環境を整えようと思っている今日この頃です。

 ここの所、踊り関連でとあるお仕事を頂き
 映画の撮影所に月に何回か出かけて行くようになりました。
 
 これが中々為になるお仕事で
 何がいいって、
 ナマでプロの方の着付けを見る事が出来るのです。
 今までちょっと何となく着付けていた事をしっかり目で見て勉強出来るので
 行く度に衣装さんをガン見です。
 あまりに沢山の衣装があるのでたまに
 『どっ、どれか着せてみたい・・・・・・。』
 という欲望に駆り立てられます。

 そのように、着付けを見ていく中で
 どうしても一つだけ見る機会のない帯結びがありました。
 それは

 『だらりの帯』

 の結び方です。そう、あの誰でも見た事がある舞妓さんの帯の結び方ですよ。
 
 一回、撮影中に帯を結び直していたので何とかして見ようとしたのですが
 なんせ、遠いし、簾かかってるし、人いっぱいいるしで
 イマイチ全容が分からず

 『あぁ~どうなってんだ、消化不良だぁ~。』

 っとなっておりました。

 そんな事を思っていたら、
 先日古本屋で偶然、上の写真の本を発見したのです。
 
 『帯結び全書』

 中々、舞妓やら芸者やらの着付けについて載っている本なんて見た事なかったのですが
 さすが全書だけあって載ってました。
 今まで何となくやってた芸者の『柳』や『角出し』、『お七結び』なんてのも載っててナイス
 

 中には『おいおいこんなんいつ結ぶんだよ』というオモシロ結びも一杯載っていて
 愉快です。

 (お太鼓からピヨッっと扇みたいなのが出てて『日の出』とか・・・)

 でも、やはり仕組みや構造が分かっていても
 実践して手が慣れない事には着付けは出来ません。
 これは本当に自分が実際にやってみて思った事で
 頭じゃなく手が覚えていくのであります。

 ので、たまにお稽古終わりのお弟子さんをつかまえて

 『あの・・・・腰貸して下さい。』(・▽・:)
 と怪しい発言をかまして
 帯や着付けの練習をさせてもらいます。

 そう、私は未だに
 『後見結び』が
 上手に出来ない・・・・

 一番踊りでよく結ぶ帯なのに
 一番結べなきゃいけない結び方なのに・・・
 
 っということで
 今日も稽古場を見回し
 
 『腰を貸してくれる人』
 を探す怪しい内弟子なのであります。

 ではっ(・∀・)」

2011年4月4日月曜日

空間をたゆとう

 
 先日、師匠の稽古場、「たつの会」のお浚い会がありました。

 その名も『春の宴』

 桜は残念ながら満開とはいきませんでしたが

 この自粛ムードの中

 我々は普段通り、前向きに、力強く前進していこう

 というとても師匠らしい、楽しくて、温かな会になりました。

 私は今回、序幕で『操の松』を踊らせて頂きました。

 序幕という言葉に、久々ド緊張しました(-Α-)アウ

 『操の松』と『松』は松本流の流舞です。

 『松』は師範試験の課題曲ですのでこれでもか(・へ・)これでもか!!!

 という位稽古したのですが

 実は『操の松』は今まで私は全くお稽古した事がありませんでした。  

 ので、踊ろうと思ったのですが

 もう一つ踊りたいと思った理由があるのです。

 
 地震があった直後、いつも通り稽古場に足繁く通っていた私ですが

 実は実家の両親があまりにも心配していて、

 心に迷いが生じていました。

 私は本当にありがたい事に、

 いつも通り、

 何も変わらず生活しているし、
 
 大変なのは私ではないのです。

 しかし、やはり遠くに(四国です)いる両親は非常に心配していました。

 親不幸で大変申し訳ないし、何とか安心させたいのですが

 でも私はここ東京で踊りをやる為に生きている訳で

 どうにもこうにもなりません。

 
 そんなある日、師匠が突然、珍しく『踊れ!!』
 
 と突然稽古して下さる事になり

 しかも、この踊りを一緒に最後まで踊って下さったのです。

 常に目で見て盗んで踊りを学んで来た私にとって

 これは非常に貴重でありがたい事なのです。

 地震直後の

 誰もいない、

 静かな静かな、

 薄暗い稽古場で

 師匠とその場の空気を押し合うように踊ったこの踊りが

 この出来事が

 何だかとても心に残ったのです。

 そして、この事が私の心を非常に落ち着けてくれました。

 本当に何があってもここで、踊りを精一杯続けていこう

 とまあ、ちょっとオーバーですが思ったのです。

 
 
 本番は、決まった時にやたら扇子が震えて

 『ぎょえ~止まれ右手!!』

 と思っちまいまいましたが、それなりに集中して踊れました。

 といっても、やはり反省はいつもの如くつきません。

 あの日の師匠のように

 こういう踊り『ご祝儀もの』を

 ずっしり

 おおらかに

 空間をたゆとうように

 踊りたいものです。 

 

 がんばりまっしょい(-O-)/

【過去日記】師範からはじまる道②

 2006/8/8(火)

 っで
 そんな訳で師範試験当日
 朝早起きして身支度をします。
 頭は、スプレーで女将風に固めまくり
 化粧もやや気合入れ目に
 (もち口紅は赤ですよ、はっはっはっ)

 そして着付け
 季節柄 
 絽の訪問着に絽の帯を締めます。
 この日は、珍しくすんなりキチンと着れました。
 (大抵早起きして着ると、ウギャーァァァァ誰か着せてくれ~っとなりがちなのですが)
 満足
 
 外に出ると大変気分のよい気候で
 るんるん気分でお稽古場にむかったのでした。

 そして本日名執試験を受ける同門の皆さんと師匠にご挨拶をして
 お稽古場を出発&会場に到着

 師範は名執の方より先に試験があります
 (ちょっと予防摂取の列の一番最初に並んでるガキンチョの気分だ)
 ≪ついつい次の人に、『痛かった、痛かったよぉぉぉ』とか言ってしまいそうだ・・・≫

 そんな訳でいよいよ私の番が来たわけですが
 不思議と私の頭の中はカラでした
 カラ?というより昨日の師匠の言葉を何となく考えていました。
 
 
 今までの三年間とか、
 色々あった事とか
 楽しかった事とか
 泣きながら師匠の家の周りを徘徊した事とか アブネー
 
 もっと色々考えるかと思ったのですが
 不思議とカラでした。

 そして曲がかかって
 自分のお扇子を持つ手が少し震えていることに気付いて
 そんで気付いたら
 もう踊り終わっていたのでした。

 ホントに一瞬だった 

 そして全ての方の踊りが終って
 師匠が戻って来て笑顔で

 『あんた、今までで一番ヘタだったね、一番ヘタクソだった。』

  

 っと言われた時は
 『っで、でぇぇぇぇっ(ー∀ー)」』っとなりました。


  しかし、その言葉に続いて

  
 

 『でも、今までで一番気持ちのいい踊りだった。一番気分がよかったよ』


 今までで一番の褒め言葉でした。
 最高に嬉しい一瞬を師匠から頂きました。

  
 そんなわけで
 『師範』

 ちょっとゴールな感覚で見てしまっていましたが
 師範になって
 改めて全然ゴールじゃ無い事に気付いた次第です。
 
 むしろこれから
 これからもっと
 これから正念場
 これからこれから
 
 師範からはじまる道なのです。

 ので、
 これからも宜しくお願い申し上げます(・∀・)」ナハッ

2011年3月29日火曜日

おどる必需品

↑本日の購入物(何故か横になってます)

 日本舞踊をやる上で、着物や和装下着、小道具などなど

 色々とそろえていくのは結構大変ですが

 そうは言ってもやはり欠かせないものですので、

 少しずつ、しっかりと補っていきます。


 その中でも足袋と扇子はちゃんとしたものを使うと決めているので

 いつも同じ所で買います。 

 その他のものは、いかに安く賢く買い揃えるかが鍵です( ̄ー ̄)ニヤリッ

 っという事で本日、銀座に買い求めに行ったのですが

 がっ。。。。。。

 がっ!!

 なっ!!!

 銀座が。。。。暗い。。。

 三越6時で閉店。。。

 もちろん津田屋(和装小物屋)にもシャッター。。。

 いつも3時位に閉まる『むさしや足袋店』なんて開いてる訳もない。。

 扇子屋にもシャッター。。。。


 そうだった。。。

 今は私のような生活パターンの人間は買い物にあぶれるのだ。。

 のでかろうじて開いていた「ゑり菊」で安小物を購入しました。

 開いててよかった。。。ふぅ~

 (「ゑり菊」はよ~く見ると超お得なものが結構あって好きです。)

 
 生活必需品は本当に最低限でいいのです

 今で十分ありがたい生活です。

 今の状況を思うと贅沢な話です。

 
 でも、足袋と扇子だけは

 
 なっ何としてでも買わねば(-_-)

【過去日記】師範からはじまる道①

  2006/8/8(火)
 

 昨日、色々と考える事があって
 かなり珍しい事に眠れなくなってしまい
 夜中にあぐらをかいてボーっとしておりました。
 こんな時、私が必ず見るのが
 
 N○Kで夜中に永遠と流れている何だかよく分からない映像です。
 
 それは、いろんな土地の映像が(どっかの町並みとか、沖縄の島々とか、戯れる犬とか・・・)
 音楽にのせてエンドレスに&結構無意味に流れ続けるというもので
 学生の頃、テスト前とか、受験の時とか勉強せずにだらだらと(・へ・)
 よく見ていました。

 不思議とその映像を見ていると
 夜中(っつーか早朝)のテンションも手伝ってか
 その映像の世界の中に自分自身が吹っ飛ぶのですよ。

 ・・・吹っ飛ぶって何?

 眠れぬ夜に是非お試しを。
 
 っで
 皆様の御蔭をもちまして
 この度、師範のお許しを頂きました。

 師範になる為には、お家元の前で課題曲を踊る
 『師範試験』というものがあるのですが
 ここに挑むにあたって私には大きな壁がありました。

 それは、近年師匠に踊りを見て頂く度に言われる事であり
 自分でもこれによって行き詰ってしまっている感がある事。
 

 『うまく見せようとする』病です。

 自分では思っていないつもりでも、どこか心の片隅に必ずこの心があるのです。
 私には無心で踊るという事が欠けて来ているようでした。

 事前のお稽古で師範の課題曲を踊った時も
 自分でも嫌気がさす位、気分の悪い踊りを踊ってしまったわけで
 師匠からは当然
 『あーしょう、こうやってやろうっ、やってやろうて思うな、全然ダメだよそれじゃあ。』
 というお言葉を・・・・

 これ、師範試験の三日前、最後のお稽古の日のお言葉なわけで
 私は不安になっちまいました
 なぜだ、私は草食系人間だと思ってたのに
 実は亀○兄弟並にギラギラマン(ウーマン)だったのか・・・・ヤッタルデワシャー

 ・・・・どーすりゃいいんだぁ~~
 ・・・・禅寺に行って邪心を払ってくりゃいいのかぁ~~
 ・・・・いっそ出家すりゃいいのか~~

 いやいやそういう問題じゃないんですが
 自分にとって自分自身が一番大きな壁なのでした。

 そんな訳で悩みに悩んでいた師範試験の前日
 師匠と向き合ってコンビニのおでんを食べていたら
 師匠が

 『この一瞬はね、この一瞬にしかないの。それをもっと大切にしなさい。
 もっと神聖な気持ちでこの踊りに向かい合いなさい。
 情景を思い描くとか、こんな風景を踊りたいとかそういうのじゃなくて
 明日のその一瞬を大切にしなさい。』
 
 という言葉を下さったのでした。

 『いまこの一瞬が旬』
 というのは私が高校一年生の時、運動会のスローガンとして提案した言葉でした。
 なんか最近は勝手にいっぱいいっぱいになり過ぎて
 あんまり考えてなかったな。

 なんだか忘れられない、心にしんみり来る言葉でした。
 
                             つづく
 

2011年3月22日火曜日

読書家でもない読書好き


 昨日、先日も述べた通り

 今回の大地震&輪番停電の影響でコンクールが中止になってしまった為

 一日丸々お休みという

 私にはえらく珍しい事がおこりました。

 コンクールは残念ですが、

 これからもどんどん色々挑戦していく事に変わりはありませんのでよいのです。

 問題は、私は突然『暇』を与えられると
 
 もうどうしてよいのか分からなくなって

 結果ず~~~~っと寝てしまって、一日の記憶がほとんどなくなってしまうという

 ☝これをどうするかです。

 という事で、読もうと思って溜めていた本を読むことにしました。

 寒かったので、お腹と背中にカイロをはって

 毛布にくるまって読書です。

  しかし1日かけてずーっと本を読むなんて、なんて贅沢な事か。。。(゜o゜)

 【本日の読破】
 ●『獣の奏者 外伝 刹那』上橋菜穂子

 実は、意外に私はこてこてファンタジーが苦手なのですが(ハリーポッターとか。。。)
 この上橋菜穂子さんの本だけは別です。
 文化人類学者で児童文学の作家さんなのですが
 もう是非色んな人に読んで欲しいです。
 この本もなぜか本屋に行くと児童文学の所に置かれてしまっているのですが
 (おかげで探すのがえらい大変だった)
 これは特に大人のお姉さまに読んでほしいのです。
 あっでもその前に本編四巻を読んでほしいのです。

 【本日の再読み】
 私は、三田にある『コートドール』というフレンチの名店でシェフを務める
 斉須政雄さん
 の著書が大好きなのですが、
 久々「メニューは僕の誇りです」を読み返してみました。
 ボンビーな私はこのお店に未だにいけてませんが
 踊り続けて
 何かのあかつきには
 自分へのご褒美と思える日が来たら
 本を携え食べに行きたいのです!
 斉須さんに、
 本の後ろに何か人生の一句を書いて頂きたいと。。。密かな願望を。。。(-_-)

 

 ここまで書いといて何ですが、私は全然読書家じゃありません
 気が向かないと読みませんし
 
 しかし、文字を目で追っている時と
 踊っている時

 なんだか同じ集中力を使っている気がするのです。

 色々な事を忘れて、それに没頭する

 なんだか不思議な安心感があります。

 
 【余談】
 携帯の青空文庫アプリ(著作権の切れた名作わんさか)でも読書をしているのですが
 どうも集中力が持ちません。
 慣れなのかもしれませんが、やはり本には紙の質感と質量が必要な気がします。

【過去日記】『見る』とはナンダ

 2006/6/27(火)

   このごろ半袖で十分過ごせる気候になって来ました。
 いや~そろそろ夏到来です。
 私は海の近くで育ったので
 毎年、夏になると海に行くのがとても楽しみでした。
 兄や姉、従兄弟ともよく行ったもんです。

 っが、一つ私の故郷の海には難点がありました。
 それは

 『ジョーズ』(鮫)

 っが出るんだな。
 その年によってはわらわら出てくるので
 海水浴場には必ず沖の方に鮫避けネットが張られてました。
 
 そういえば昔・・・・
 私が浮き輪に乗っかってぷかぷかか漂っていると
 シュノーケルつけた兄が水の中から
 突然ザバァァァっと出てきて
 w( ̄Д ̄;)wギャァァ
 私ごと浮き輪をつかみ
 猛スピードで鮫避けネットが張ってある付近まで
 泳いで行き
 私ごとネットの向こう側の海に(つまり鮫が避けられてない方の海ですね)
 放り投げる
  
 というイタズラをやられた事がありました・・・・・・
 
 まあ、今となってはよい思い出です。がっ

 っで、前置きが長くなりましたが
 私は二人で踊っていると
 よく『相手を見ていない』と言われます。
 
 そして一番よくないのは
 私自身は『凄く見ている』という意識があると言う事なのです。

 だから、いつも
 「なんで、見てるのに見てないのかな??」
 「何が違うのかな?」
 と思ってました。

 まあ、つまり私は『目で見ているけども、何も見えていないのです。』
 
 師匠曰く「たとえあんたが見ていても、こっちに見えてると映らなきゃ
     『見てる』とは言えないでしょ。」

 
 
 ・・・・・その通りだ

 師匠「あんたは、目だけ見てるだけで、相手の気持ちを受けて見てないのよ。
    だから『見てない』し『見てるように見えない』の。」

 ・・・・・何だ、この『見』のオンパレードは  (・へ・)

 そう、私は相方の気持ちを受ける
 『神田祭』なら「頭」の芝居を受けて
 そこから沸き起こった感情で『見る』

 という作業をすっぽり抜かしていたんだな

 目で『見て』いれば『相手を見る』という事になると
 結構本気で思っていたかもしれません。

 う~ん、『見る』こと一つとっても
 奥深くて難しいがな

 何事も表面だけの事では
 相手には伝わらないのだな。

 では、これから益々暑くなりますが
 いっぱい踊って
 汗かいて
 いきまっしょい(ー∀ー)」

2011年3月20日日曜日

底辺からかき混ぜる

  地震から一週間以上が経過しました。

 色々落ち着かない事は多いですが

 元気で毎日お稽古が出来る、(バイトも出来る!!)

 この当たり前だった毎日に感謝しています。

 
 節電してみると、毎日暖房をつける必要が全くなかった事や

 コンビニや自動販売機の明かりがこうこうとついていなくても

 全く問題にならない事

 歩ける範囲は歩けばすむ事

 トイレットペーパーはぐるぐる巻かなくてもちょっと使えばよい事

 自分が恐ろしい電力をのうのうと贅沢に使っていた事

 色々な事に気付きます。

 流通のバイトをしていると、いかに物の流れが麻痺し

 人の購買意欲が一方に傾いてしまっているか

 経済が傾いていきつつあるか

 底辺にいる自分でも気付きます。

 芸術方面もきっと沢山の削減がおこると思います。

 
 私の師匠は

 『東北に家を一軒建てる気概で動けるものは動きなさい!』

 とドンと構えて

 地震がおこったその日も(様子を見に行ったらやっぱりお稽古してました)

 その次の日も

 輪番停電でお弟子さんがほとんど来れなかった日も

 ちょっと余震で揺れても

 稽古場に『どん』と構えてお稽古をしています。

 師匠だって人間だからニュースを見ていると色々揺れる心を持つと思います。

 でも、前をしっかり見据えて動いてらっしゃいます。

 
 情報が錯綜すると

 人は色んな選択をします。怖がって止まってしまう事もあります。

 でも、その選択は自由だと思います。誰もとがめる権利はないと思います。

 
 でもでも、底辺からでもかき混ぜなければ

 物の流れは止まってしまいます。

 その人が出来る、その手段で
 
 

 頑張ろう、日本!!


 
 《余談》
 私ごとですが、コンクールが今回の地震&輪番停電で中止になってしまったとです。
 『あ~お稽古するものを探さねば!!』
 と躍起になっています。
 やっぱり常に踊りの事を考えてないといられまへん(・へ・)
  

【過去日記】三回以内でインプット

  2006/6/13(火)

   最近毎日毎日
 『ヘルシアウォーター』
 を飲んでいるのですが
 これ、代謝の悪い人間には最高であります。グッジョブ
 公演の踊りの稽古もあるおかげで
 汗が出る出る。
 普段、殆ど汗をかかない人間なので驚きます。

 体の中の色んな物が ジョジョビジョバー
 うまいこと循環している気がするのです。
  
 ちょっと本気でお勧めしたい今日この頃です。

 

 っで、ある公演のお稽古が昨日から始まりました。
 なんせ師匠以外の先生に踊りのお稽古をつけてもらうなんて始めての事で
 
 おまけに、内弟子は師匠から振りを貰う事が出来ないので、
 ここ三年ばかし人のお稽古見て振りをとるのが当たり前だったもので(もしくはビデオから)

 『あっあたし、直接振りをもらってるよおいっ。』
 『たっ楽しい・・・オッオッオケイコダ』

 ・・・・なんか、ドキドキしました。
 
 っが、同時に自分の不甲斐なさも思い知る事となったのです。

 お稽古をつけて下さる方は、もう本職も本職の方なので
 やはり1,2回で振りを渡し終わるのが当たり前でなのです。

 細かい事など出来て当たり前なので伺う事は出来ません。

 1回か2回でどんな長さの振りでも自分の中にインプットして
 3回目では完成した格好で踊れなくてはいけない。

 これは当然の事です。

 自分で分かっていた事なのに
 これがちゃんと出来ない事に愕然としてしまいました。
 しかも、六人で踊る振りなので一人だけ違う事をしているとバレバレです。

 『首が逆』   ゲッ
 『足が逆』   ゲゲッ!!

 私の『勝手に踊る病』が治っていません。
 (右?左?あっいんじゃない?アーラヨイヨイというダメな病です。)
 
 そして『足がこう動けば、首は必然的にこう動く』
 というセオリーが自分の中に入っていないものがある事に気付きました。
 
 『・・・・・・・・情けな・・。』

 悔しくてワールドカップ見るの忘れちった。
 夜中に甘いパンかじっちった。

 本気の本気でダメだと思いました。
 
 まあ、何にせよ大変ありがたい経験に違いはないのです。
 是が非でも↓は実行しなくてはいけません。

 『三回以内でインプット』
  
 

 


 ・・・・・・・ドラエモーン( 」´0`)」オォーイ!
  

 ではっ☆

2011年3月15日火曜日

被害にあわれた方々に

この場をかりまして、
この度東日本巨大地震において被害にあわれた方々に
心よりお見舞い申し上げます。

2011年3月11日金曜日

遅れましてのご挨拶

 改めて始めまして、松本幸凜と申します。
 
 過去の日記を引越すのに必死になっておりまして、
 挨拶が滞っておりました<(_ _)>
 
 今後はこちらで過去と現在のブログを交互に、同時に?
 更新して参りたいと思っております。
 
 過去のブログは他でマイペースにひっそりと更新していたもので
 主に内弟子生活を綴っております。チリもつもれば何とやらですが
 けっ結構、恥ずかしいです。
 (過去のブログには文頭に日付を記載しております。)

こちらでは自身の教室の事や舞台のお知らせなども
 随時更新して参りたいと思います。

 何卒宜しくお願い申し上げます。
 
                     幸凜

2011年3月10日木曜日

出来ないwa言えない

 2006/5/30(火)

 ものすごくどうでもいい事なのですが
 浅草キッドの博士じゃない方はN○Kに出演する際、
どうしてもこの名前が局的に公に出して使えないのだそうで
 
 ・・・・まあ、そりゃそうだ
 
 この国営放送に出演する時だけは

 知恵袋健太郎
 
 に改名して出ているそうなのです。
 何だか、これからNHKをチエックせずにはいられない不思議な力が
 この事実にはあるわけで。
 テロップでこの文字見たいじゃないですか
 なんだかね。

 っで、先日
 私は絶対に言わないと日ごろ心に決めている言葉を口にしてしまったのです。
 それは

 『出来ません。』

 今、師匠も姉弟子も忙しいので私が代稽古(というかお浚い稽古かな?)
 する機会をよく頂くのですが

 今度、自分が避けていた演目をお稽古されている方を
 二時間も見る事になったのです。
 
 振りが一番自分の中に入っていなくて、
 一番演目の情景も背景も理解していない演目
 
 私の中にあの『歯医者くん』の悪夢が蘇りました。 ヒィィィィ

 そう、私には確信も、自信も何もこの踊りに関してなかったのです
 お弟子さんに対していい加減な事は絶対出来ない。。。。のだけども(汗)
 逃げていた付けが見事に回ってきました。
 焦った私は師匠に対して

 私『それは・・・私には無理です・・・出来ません。』

 言ってしまった。。。の。で。す(T0T)
   
 甘い甘~い考えの私に帰って来たのは
 当然師匠のカウンターパンチでした。

 師匠『はっ??あんた、何の為にここにずっといるの??なんで出来ないの?。』

 私「すいません、でも私にはこの踊りを人に伝えられる程の・・・ジッジシンガ。」
 
 師匠『出来ないはダメでしょう!!やりもしないで、やろうともしないで何で決めるの?
   自信がないなら何か努力しなさいよ!!やる努力もしないで出来ないはありえないでしょ!!』

 私 「・・・・。」 

 師匠『出来ない、なんて二度と許さないからね!!』

 私はかなり自己嫌悪に陥りました。

 この道に入った時からキャリアも何も関係ない
 やるからには出来なきゃダメだ
 『出来ない』だけは言うまいと思って
 たのにね、思わぬ所で言っちまったのです。トホホ

 しかも、師匠の言うとおりで
 私はやる前に、やろうともせず『出来ない』と決め付けていた訳で
 これは『出来ない』じゃなく

 ただの『逃げ』

 だった訳ですよ。

 そんな訳で
 逃げていた演目

 『賎の苧環』
(吉野山で義経と別れた静がその後捕らえられて鎌倉に送られ、
 頼朝の所望で鶴岡八幡宮に法楽舞を奉納しますが、
 義経を恋い慕うという心持ちを表すという、上品な舞踊です)

 演技満載
 泣きあげるなんて振りもあり
 もちろんセリフもある。。。。ギャッ

 でも『出来ない』は『言えない』
 これが鉄則であります。
  
 ファイ(・∀・)」

2011年3月9日水曜日

『演ずる』のさじ加減

   2006/5/16(火)


   先日、師匠宅の洗濯時に
 久々真っ白な襦袢達を 
 『淡~いピンク』に染めてしまいました。

 今まで青や黄色や色々ありましたが ハッハッハ
 淡いピンクは初めてです。
 (油断して師匠の茶色の服を一緒に洗ってしまった バカン)
 最初あまりのきれいな染まりっぷりに
 襦袢を干しているとは全く気付かず

 『先生こんなカワイイ色の服持ってたっけか??』
 っと思ってしまいました。
 持ち上げてみて初めて気が付き
 そのあまりに綺麗な林家ペー・パーな染まりっぷりに

 しばし唖然

 何でしょうあのショックは
 本来真っ白なはずのものが
 林家ペーでパー
 
 っで先日の深夜、シンクロのドキュメントを見ていて
 鈴木選手が先輩の小谷実可子さんに
 
 『演技することに恥ずかしさってありませんでしたか?』
 
 とかなりマジな目をして質問しているのが印象に残りました。
 世界に通じるシンクロ選手と自分を照らし合わせて大変恐縮ですが
 その捨てきれない『恥ずかしさ』が凄くよく分かったのです。

 いやそんな事言ってちゃいけないと思うんだけど
 
 例えば『幻お七』で
 自分の袖をかんで「くぅーーーーーーー。」と泣く場面とか
 (しかも横倒れの姿勢でやる)
 
 そのあまりの超古典的な様に圧倒され
 「うっわー、できねー。」
 っとついつい心の片隅で思っている自分がいるのです。
 
 つまりは
 自分は音の波に乗って夢中になって踊るのは好きだけども
 その踊りの持つ空間、物語の波に乗って踊る事がちゃんと出来ないのです。
 だから「恥ずかしい」とか思っちゃうんだな、きっと。

 今『神田祭』を浴衣会に向けてお稽古しているのですが
 頭をやっている相手の方が
 断然ちゃんと演技をしていて素敵なのであります。
 
 先日師匠が、少し振りの一部分をやって見せて下さったのですが
 言葉を発していないのに
 伝わる気持ち、情報量が断然違います。
 師匠が踊っている間は
 頭(かしら)と芸者の物語の空間がちゃんとそこにありました。
 (っていうのも失礼ですが)
 
 演技は
 やろうとするといやらしくなるし
 (得に私の場合は顔でやろうとして大爆笑を誘う事になってしまう・・・・。)
 やらないで伝わるような技術は持ってないし
 そのさじ加減が分からんなぁ・・・・。
 
 では(・∀・)」

 ≪余談≫
 ちなみにその鈴木選手の問いかけに対し小谷実可子さんは
 『あっそれは思った事ない。』
 とズバリ、バッサリ、あっさり。
 偉人の価値ある助言を待っていた
 鈴木選手もテレビの前の私も
 『・・・・・・・アッソウデスカ・・・。』
 でありました。

歯医者くんのくれた教訓

 2006/4/27(木)

   最近とにかく稽古漬けなのです。
 私がお稽古している訳ではないのですが
 師匠のお稽古場で勉強させて頂いたり、
 お手伝いさせて頂いたりする毎日で
 バイトをしている時間以外
 朝起きて日にちが変わるまでほぼ毎日漬かりっぱなしという
 内弟子生活の中でも、最も濃厚といえる
 一年を過ごしています。

 その中で最近よく考えるのは
 
 『テンションと自信の持って行き方』

 についてです。

 私のお稽古場での役割は
 ・師匠の身の回りのお世話
 ・家事
 ・お稽古の手伝い
 ・お稽古の前のお浚い
 
 なのですが

 最近この『お稽古の前のお浚い』
 の比重が大きくなって来たので
 自分でも考える事が多いのです。
 しかし、一つだけ心に決めている事があり
 それは、かつて私が近所の歯医者に治療に行った際
 もうホントにマジで心から思った事なんであります。

 
 ある日、近所の歯医者にて
 やたらと腰が低く、弱気なお医者様
 (以下はその行為に基づき『くん』付けします。)
 虫歯の治療しながら

 医者くん『あれっん~こう・・・かな?どうしょうかな?』

 私の心の中(ひぃぃぃ・・・・かな?だとぅ!!どうしょうかな?だとぅ!!)

 確信のない医者くんに治療されるほど不安で恐ろしい事はありません。

 医者くん、これから大きな虫歯を削るにあたり
 
 医者くん『麻酔どうします?するっ?しない?』

 私「えっ・・・(出来ればしたくないけど痛いならヤダ)
   しないと痛いですか?」
 
 医者くん『えっ・・・どうかな削ってみないとな分かんないな~どっどうする?』

 私(・・・んな事私が判断できるか!!はっきりせい!!)

 優柔不断、治療の予測&決断が出来ない医者くん
 結局麻酔なしで治療をお願いした馬鹿な私は
 『でぇぇぇ!いてぇぇぇぇ!』
 激烈な痛みに襲われて、ヘルプの手を挙げたのでした。

 そしてその医者くんは麻酔を打つ場所を三回も間違えてくれ
 おまけに多めに麻酔をうってくれ  ワナワナ
 私は一日中寝るまで
 唇が10倍になってんじゃないかこれ?という感覚と気だるさをプレゼントされたのです。

 
 『確信がない、自信がない、責任持てないから断言出来ない、の腰が低いは嫌だ・・・・。』

 ・・・・心から、こころ~からそう思った

 今でも正直
 未だに
 自分がお浚いの手伝いをする事に戸惑いを隠せないでいる

 でも、やるからにはちゃんとするのが当然

 ちゃんと集められる限りの知識を頭と体に入れた上で
 
 『確信と自信をもって断言・・・・・したい。』アレ?
 
 そういう訳で自分の戸惑いを隠すためにも
 私は毎日お稽古前にエンジンをかけ
 異様に高いテンションで
 『ヤットントン、テントンシャン』
 『はいっそこお月様みてぇえええええーーー。』
 『はいっいいですねぇぇぇぇーーー。』
 っと雄たけびを上げているのであります。

 っで、今年夏

  師範試験
 
 がんばりまっしょい(・0・)」

 ≪余談≫
 
 間違った事を伝えてしまった時は、体中の血がサッと引くのが分かります。
 そして師匠がこっちをガン睨みしている事に気がつきます。
 ・・・・・з=(・∀・)」デナオシテキマス
 

2011年3月4日金曜日

つかえないの恐怖

 2006/4/9(日)

  『つかえない』

 この言葉について考える出来事が先日コンビニであったのです。

 何を隠そう私は紛れもない『つかえない』と言われまくる人間であるから
 この言葉が恐ろしいし、大変気になるのです。
 
 先日、お稽古の後、師匠の荷物をコンビニに出しに行きました。

 その日の店員は、若い新人君といつも見かける先輩店員の二人で、
 若い新人君はまだ仕事に不慣れらしく始終落ち着きがありません。
 
 私が新人君に、送付状を貼り付けた荷物を出した途端

 彼から『げっ、わかんねぇ。』
 というオーラが発っせられました。
 
 彼は分からないなりに一生懸命レジをピコピコやっていましたが
 しばらくして

 新人君『あのっ、これどこに出しますか?』

 私「・・・・。」
 荷物には送り状がバッチリ貼り付けてある訳ですが
 
 (いかんっいくら疲れているからってこんな事でイラッとしては)
 私は自分に言い聞かせて笑顔で送付状の住所を指差しました。

 新人君『あっすいません・・・ええっと熊本県山鹿・・・イチ・・』

 私は○○市の市を『イチ』と読んだ人を始めてみました。

 見かねたのか、隣にいた先輩の店員が
 先輩「あっオレ代わるから、荷物の大きさ測って。」
 
 慣れた店員さんが代わってくれ
 その若輩店員は荷物を測る仕事を与えられた訳ですが

 気になってその様子を見ていると

 おおいっ!!!!

 新人君はメジャーをぐるりと荷物に一周巻きつけて測定しているのです。

 荷物の基準は縦、横、高さの合計です。
 (まあ、その測り方だと安くなるからいいけど・・・アリガトウ)

 私はちょっと楽しくなってしまいました。
 「すごい、すごいぞ、新人君」

 しばらくして新しいお客さんが来たので
 新人君は交代してその人の接客をする事になりました。

 お客さん「おでん、いいですか。」

 新人君『あっはい・・・。大きい器と小さい器どっちにしますか。』

 こっちの仕事はほどほど慣れているらしく
 新人君はそつなく器を用意しました。

 っが

 お客さん「ええっと、厚揚げと・・・」

 新人君『あっはい・・・。』
 
 おでんを取る器具がうろうろする新人君
 様子を覗っていた私は胸が躍りました。

 そして彼が手にしたのは

 おおい!!それは「はんぺん」だよ

 「厚揚げ」と「はんぺん」間違えるなんて素敵です。
 (まず色そのものがかなり違いますから)
 
 当然お客さんに突っ込まれた新人君はちゃんと厚揚げを器に盛り直しました。

 お客さん「あと、さつまあげ。」

 再び新人君の目が泳ぎます。

 これはもう、やるっきゃないでしょう。。。。ちょっとわくわく
 そして彼は迷った挙句

 「がんもどき」

 を手にしたのでした。

 いやっ、気持ちは凄く分かります・・・
 その風貌の似っぷりというか、ニュアンスの微妙な似かよりっつうか
 でもっ
 でもっ、それはあくまでも「がんもどき」なのです、「さつまあげ」じゃないのです。
 間違え過ぎですよ兄さん
 
 結局見かねた先輩が、私の宅急便の仕事をやり終えた後
 そちらのレジも交代する事になりました。
 
 そして先輩の「つかえねえな」の小さな、吐き捨てるようなつぶやき

 新人くんの胸には大きく『研修中』の文字

 『つかえない』はいけない
 仕事をするんだったら『つかえ』なきゃいけない
 これは現実で当然の事

 でも人が人に『つかえない』という
 この恐ろしさは
 なんかたまらないものがあります。

 まあともかく、黒い新人スーツの行きかうこの季節
 沢山の『つかえる』と『つかえない』が飛び交って
 春は始まるのだなぁ。


 ではっ(・0・)」
  

五輪男の花道

 2006/3/21(火)  
 
 「ジャンプが好きだから。遠くに飛ぶだけ」

 私は原田選手のこの言葉がとても好きです。
 なんだか、単純で簡単に聞こえますが
 一番根本にある大切なもので、一番難しい事だと思うのです。
 そして
 「好きで、遠くに飛ぶ」為に
 沢山苦しんでるから言える言葉なんだろうなと思うのです。
  
 引退会見は見てて泣いちまいました。
 失礼ですが本当に愛らしくて人間臭くて素敵な選手だなと。

 長野五輪の時はもうあまりのドラマチックさに
 例に漏れず大感動し
 毎日新聞のオリンピック欄を切り抜き 
 あのこれでもかという位流れていた

 『ふなき~~』
 『やった・・・ううっやった・・・ううっ』

 というボロ泣きVTRを見て
 自分も毎回ボロ泣きしていました。
 
 今回のトリノでの規定違反での失格をTVで見たときは
 楽しみにしてたので驚きましたが 
 
 『さすがミスター五輪・・・』と心のなかで呟いてしまいました。
 
 もうここまで何か起こるとアッパレだと思うのですが
 その後の
 『原田は部屋に篭って「どうして普通に終われないんだ」と自問自答した』
 という記事を見て
 なんか頭をなぜてあげたいような気持ちになり(笑ってしまったのも事実ですが)
 同時にこの人の背負った『運命の凄さ』について考えてしまいました。

 今後は後進の育成に励むそうですが
 また何年後かの五輪で
 原田選手の育てたジャンパーが栄光を勝ち取って
 
 『ううっ・・やった・・やった・・・。』

 と選手の後ろで感涙に咽ぶという
 素敵なドラマを見せてくれるんじゃないかと期待してます。

 いちジャンプファンとして
 これからも応援していきたいです。ファイ

記憶と記録の日々

 2006/3/19(日)
 
 最近、三味線と唄の間について考える事が多いのです。
 なぜって、三味線弾きながら唄う事が
 あんまり、あまりに、もう『ど』がつくくらい
 難しいので、その『理由』を見つけようとしているのです。
 
 三味線の旋律と唄の旋律が
 各々独立しているように聞こえるんですが
 弾きながら唄うと、思いっきり三味線の旋律につられるんですが
 どうしたもんでしょう。

 洋楽の歌の伴奏というのは明らかに歌にぴったんこにつくられていて
 伴奏があった方がむしろ歌いやすいというのに
 邦楽の唄と三味線(もしくは鳴物)の間ったらば
 不意打ちもいいとこなのです。

 『おおぃ、ここでツンかよ!!』ミタイナ

 でも、もしかして私たちが『洋』の『間』に慣れすぎていて
 本来の日本人の音楽の『間』を忘れて(ってか知らない)
 いるだけではないかと
 思ったりもする今日この頃です。

 っで、
 もう一つ考えている事は
 『振りを覚える』という事についてです。
 
 私は右とか左とか
 足の運び方とか
 結構いい加減だということを
 最近しみじみと思い知っているのです(お浚いを通じて)。

 思い返せば、踊りを始めたばかりの頃は振りの覚え方がかなりいい加減で
 振りをもらった翌週にお稽古にいくと
 必ず振りを大改造して
 師匠に披露し
 『あんた、それどこで覚えてきたの・・・。』
 と言われていました。

 今でも覚えているのは『関の小満』という踊りの
 『さてさてどっこい』というセリフを
 
 『ほれほれどっこい』
 
 とウソ覚えし
 何の違和感も感じずに大声で叫んだ事です。
 
 ので、私はとことん記録する事にしたのです。
 覚えた振りはとことん細かく正確に書く。
 書くのは正直『苦手』なのですが
 書く事が自分のいい加減な頭にとっては
 とても大切な事なのです。

 そして、今では振りノートは大切な『財産』です。

 記憶と記録
 『ノート』に頼る事はしませんが
 私のいい加減な脳みその大切な『サポーター』です。

 ≪余談≫
 この世で最も覚えられない振りパート3

 1、あやめ 
 2、幻お七 
 3、助六
 この三つに共通するのは、芝居っ気と色気・・・・か・・・??。 

大人、なはずですが。

 2006/3/5(日)  

 先日、更新を試みたのですが・・・
 決定ボタンをクリックしたとたん、書き込んだ記事が全て消滅してしまい
 ウワアアアアアア
 っとやる気をなくして今に至ってました。
 一体、あの書き込みはどこに飛んで行ってしまったんだろう。
 あるわけないのに&分かりもしないのに
 色んな所を覗いて探してしまいました。
 (パソ上のゴミ箱とか、履歴とか、よく分かんないファイルの中とか)
 飼ってたインコ逃がしたみたいな、不思議な喪失感ですね、ありゃ。

 っで、またまた史上最大の踊り漬物生活
 がここの所続いているのです。
 
 『はははは、いや~毎日毎日踊りで超充実してるよ~。』
 
 っとまぶしい笑顔で言いたい所ですが
 やはり漬かりすぎると色々麻痺してしまって
 もう、自分が何してんだか何がなんだかハレヒレホで
 思考能力が停止してしまいます。
 
 いや~小さい小さい
 こういう時、余裕を持てるっていうのが大人なんでしょうか。

 自分の踊りにしても
 やっぱり、大人の踊りが踊れません。
 今、「神田祭」の芸者をお稽古しているのですが

 「胸、首筋、色気、色気。」

 ムムムムムムムム
 
 どんなに念じたどころで芸者には変身出来ないわけでして
 情景を思い浮かべて踊ると、なぜかますます「娘」になってしまいます。

 「かしら~ちょっと、まっておくんなさいよ~。」

 というセリフも多分

 『ねえねえ、かしら。ちょっとさ~まってさ~くれないかな~。テヘ』
 という田舎娘的ニュアンスに聞こえてしまっているに違いないのです。
 
 このままでは、ますます
 『何踊っても同じ』
 『何やっても、デニーロ』
 『切っても切っても金太郎飴』
 
 みたいな

 おっそろしい事になりそうで
 怖いです。
  
 やっぱり、これはいい加減
 人間的に大人になれという事なのか
 
 確かに19歳まで
 官製ハガキに切手をわざわざ貼ってた私ですが
 ちゃんこ鍋はポン酢で食べると思っていた私ですが
 仮免試験の時に、サードで発進し、エンストして坂道をバックで滑り落ちた私ですが
 
 もういい歳なんだな、これが。
 ホントは大人なはずなんだな、これが。
 さて、がんばりまっしょい。(・0・)」

勝手にフィギュア最強論

 2006/2/23(木)  

 先日、フィギュアスケートのSPが行われましたが
 案の定、私は眠ってしまいました・・・。時差ありすぎだ・・・。
 しかし、こんな事もあろうかと、ビデオ録画を予約していたので
 昨日、ポテチを頬張りつつ夜中に鑑賞したのです。(あ~デブのもと)
 そこでなんとなく思ったのですが
 やはり、上位選手はリンクに上がる前から『あっこりゃ上手いわ』
 と思わせる「精神の強さ」が感じられるのです。
 大抵みな、コーチに手を握ってもらい不安な表情、もしくは緊張した面持ち
 で演技前に精神を落ち着かせているのですが
 
 例えば、イリアスルツカヤ
 緊張してるんだろうけど
 
 力強く鼻をチーン・・・・。もう一回チーン。
 
 私はコレをみて、「やっぱチャンピオンは違うわ』
 っとなんとなく思ってしまったのです。(ナぜ?)
 (演技前に鼻をかむなんてそんな珍しい光景じゃないんでしょうが)
 
 なんつーか
 力強く鼻をかめる余裕
 そこまで気を配って万全の体制で望める強さ
 目の奥に不安を見せない精神の強さ

 まず失敗しないんだろうな、というオーラが見えたのです。


 たまに『小鹿のバンビ』みたいな潤んだ危うい目をしている選手を見ると
 もうそれだけで手に汗握って鑑賞してしまいます。
 そして、ジャンプを飛ぶ前から
 「転倒するんじゃねーか、おい・・・。」
 っと勝手な憶測をめぐらせてしまうのです。

 荒川選手なんて、もう顔の作り自体が最強なわけで
 八年前の映像と比べると明らかに「精神的強さ」が
 顔に出ています。
 演技前も鼻こそかみませんが
 
 『ずぅえったい!!やり遂げるから』
 
 という「強い」表情をして精神を集中しています。
 

 っで、私は個人的にサーシャコーエン選手が
 大好きなのですが
 っが、
 「次いよいよ出番だ!!」
 っという時になってビデオが終了してしまいました。
 
 チーン
 
 っま予約時間を間違えたんですけどね

 あのスルツカヤ選手の最強演技を超えて
 一位につけている
 その演技
 すごい見たかったな・・・。

 きっとコーエン選手も
 すべる前は「最強の顔」をしていたんだろうな
 っと勝手に想像。
 
 今夜(?)明日は
 フリー
 楽しみです。

 ≪余談≫
   当然ですが日本舞踊の本番にも「精神的強さ」は絶対に必要ですね
   自身の練習した事、蓄積してきた事をどんだけ引き出せるか
   でも、一番大切なのは村主選手のような
   『表現力』、『踊る喜び』だと勝手に推測

そんでやっぱりパンが好き




 2006/2/14(火)

 今回はアップルデニッシュです。
 シナモンをふりかけて焼いてみたら、たまらんいい匂いがしました。
 最近家でなかなか焼けないので
 毎月一回行っている「お菓子教室」で我侭言って教えて頂きました。
 楽しかった・・・。

 昔、やたら『りんご』を煮るのが好きで
 意味もないのにコンポートを作りまくっていた時期がありましたが
 いや~レンジで簡単にコンポートが作れてしまうもんなんですね
 砂糖を適量ふりかけてチン

 電子レンジってすんごいのな

 っで、今回改めて『パン』の楽しさについて考えてみたのですが
 それはなにか?

 『それはプチ達成感を感じる瞬間』
 
 が多くあるという点ではないかと思うのです。
 
 
 まず第一にパン生地をこねる段階。
 
 『これが一つのかたまりになるとは到底思えん』
 
 という生地が手にくっついてホラー映画みたいになる時期を 
 我慢して乗り越える訳ですが
 
 『ウォリャーーーーー』
 
 辛抱してこね続けること30分
 やっぱり人間やれば出来るもんです。
 あの『バッラバラのデッロデロ』だった生地がすっきりまとまり
 もちもちな弾力の生地が出来上がります。

 プチ達成感(ー∀ー)①

 発酵の段階はイースト菌くんが勝手にがんばってくれるので
 応援するだけでOK
 はっと気付くと
 2、3倍の大きさに膨らんでいます。

 なんか得した感のあるプチ達成感(ー∀ー)②
 
 
 形成は感覚的に粘土こねてるのと同じでしょうか
 しかし、一つ一つ愛情込めて形を作るので
 なんだか暖かい気持ちになります。
 
 図工の時間的プチ達成感(ー∀ー)③

 最後は『焼き』です。
 焼くという行為によって
 明らかにモノの色、大きさとも変わるわけで
 この変身っぷりは
 作り手にささやかな喜びを与えてくれます。

 (-∀-)

 そして、おいしい。
 アバウトな分量でもおいしい。
 ちょっとなまけて作ってもおいしい。
 カロリー高いけどおいしい。(メロンパンはカロリーの王様です)
 すんばらしい。
 ではっ。

芸者になりたい越後獅子

 2006/2/9(木)
 
 最近、洗濯が好きになってしまった・・・
 なってしまった??
 いやいやよい事なんだけども
 前は『洗濯』ってめんどさい以外ナニモノでもなかったのです。
 しかし以前、あまりのあわただしさに全く洗濯が出来なくなって
 しまった時期があり
 (ルームシェアしているので夜中は洗濯機を回せない)
 
 洗濯のヤマ ヤマ ヤマ ヤマ ヤマ ってか富士山
 
 あれは見てるだけで気が滅入ります。
 そうなると、嫌いなのに洗濯したくてしたくて、気が狂いそうになり
 
 師匠に
 『洗濯物が出来ないんです!!!』
 っと涙目で訴えてしまった事があるのです。(師匠もいい迷惑ですね)
 
 それ以来、トラウマになってしまったのか
 暇さえあれば洗濯機を回してしまいます。
 洗濯するものが何もない
 その光景の幸福な事ったらありゃしません。

 っで何か前書きが長くなってしまいましたが
 『越後獅子』の一本歯に踊りが『喰われ』でも『助けられた』
 そんな妙な感があり

 もっと踊りをなんとかしなきゃ

 という思いがより強くなっています。
 そんな私の今の課題は

 『芸者』が踊れるようになる事です。

 大人ってやつですよ、色気ってやつですよ
 ただ娘みたいに元気にかわいく伸び伸び踊るのとは違うし
 ご祝儀ものみたいに、かっちりしっかり、荘厳に踊るのとも違う
 
 色気、色気??色気・・・・・・・
 (ー∀ー)ハハッ ハハッ ハハハハハハ

 こりゃ、大きな壁にぶつかりそうです。
 ファイ (・з・)」

 ≪余談≫
 最近、お風呂で練習していること
 「神田祭」の芸者のセリフ
 
 『ちょっと~かしら~ 待っておくんなさいよ~』
 
 ・・・・・自分で言って、自分で爆笑

ヘタレ休日の過ごし方

 2006/2/3(金)  

 最近冨に思うこと
 『カーディガン』って素晴らしい(ー∀ー)」
 これ、正に『万能服』って言っていんじゃないのか
 って事です。
 
 なぜなら、この『万能アイテム』を持っていれば、大体の服装に対応するし
 この東京の暑かったり寒かったりする気温の変化にも対応するし
 いやもう、文句ないっすよ。
 前はなんか『お母さんの洋服』って感じがして苦手だったのですが
 今や『カーディガン』に対して惜しみない賞賛を送る日々ですよ。
 
 ・・・・もしかして、これは私が『お母さん』に近づいてきた証拠なのか・・・・
 
 買いまくってしまった『カーディガン』を前に思いをめぐらす今日この頃です。

 っで、会が終わってしばし稽古が休みの為
 しばらくぶりの何も予定の無い休日を過ごしました。

 溜まった洗濯物をこれでもか!!干しまくり
 干しまくり、干しまくり

 襦袢やら足袋やら着物やら
 『私は一体なんじゃい??』
 っというくらい『和』な洗濯物を干しまくり
 
 そして掃除を細かくやり
 (普段はずぼらなくせにやり始めると神経質)
 
 『あ~~あの家具の向きが気に入らない!!!』
 『ベットの角度がおかしい!!!』
 『あそこに見えるコードが嫌っ!!』

 と意味不明な事にこだわってみたり
 
 しました。
 
 まあ、午前中はわりと有意義な過ごし方をした訳ですが
 
 後は

 ・・・・ひたすら爆睡・・・・
 ふと目が覚めて
 ・・・・そして爆睡・・・・
 ご飯食べて
 ・・・・こりずに爆睡・・・

zzzzzzzzzzzzzz(ーωー)zzzzzzzzzzzzzzz

 あまりに寝すぎてその日の記憶がほとんどありません 
 休日の有意義な過ごし方ってよく分かりません
 私にとっては十分これで有意義なのか
 いや、そうに違いない
 そう思っておこう

 そんなヘタレ休日でした。
 おしまい。(-ω-)ZZZZZ 

本番de越後獅子

 2006/1/31(火)

 会が終了しました。
 ご来場頂いた皆様、ありがとうございました(・▽・)」ヤホッ
 応援頂いた皆様ありがとうございました(ー∀ー)」ドモッ
 親族や友人の寿命を縮めてしまった事間違いなしの舞台でしたが
 なんとか転ぶ事も、舞台からコロコロ転がり落ちる事もなく終わりました。
(それでいいのか)

 っで、当日の状況をドキュメントでお送りしたいと思います。

 朝、5時50分起床
 なんか、全然眠れなかった・・・。恐ろしい位目パッチリ。
 私は生まれてこの方、次の日に遠足があろうと、運動会があろうと
 「明日・・・こっ告白する」なんて人生の一大事があろうと、
 どんな大きな本番があろうと、『おやすみ三秒』な
 可愛げのない神経の持ち主だったはずなのに
 なんだか、おもしろい位眠れませんでした。(夜中に「うわー眠れない」とか叫んでしまった)
 なんでだろ。

 そのまま師匠の家に行き、荷物をタクシーに積んで会場へ
 今回は前半ずっと師匠のお付をしていたので、皆の踊りが見れて
 とても楽しかったです。お子様の踊りには涙、涙、涙。ハハノヨウナキモチニ・・・
 
 っで出番も近くなって『顔』をしてもらい(まだ自分で出来ずトホホ)
 衣装を着付けてもらい、鬘をのっけてもらい
 完成
 
 いや~なかなかチョンマゲは、いいもんですね。結構不安だったのですが
 癖になりそうです。 楽しいね。
 
 そして、師匠と後見の方に挨拶をして花道へ
 あの花道の幕の中で待ってる瞬間って
 緊張する事この上ないっすね
 集中しなくちゃと思いながらも
 
 『胸のドキドキがとまらない(@∀@)』

 っで後は夢中です。
 今回は花道でお客さんの顔が良く見えて、なんだか妙に緊張して踊っちゃいましたが
 師匠曰く
 『花道の方が気持ちが入ってて越後獅子らしくてよかった、あんたは見せようとすると
 ダメなのよ、あれくらい緊張感があって周りを冷静に見れてる方がいいね』
 との事。うーん、やっぱ気持ちの入れ方って難しい。

 そして、本舞台へ
 途中、獅子でちょっと困った事になった場面もありましたが
 まっそんな事は気にしません。
 本舞台の方が結構リラックスして踊れたのですが
 やはり私の悪い癖で、のっちゃうと冷静さがなくなって
 居どこが悪くなるらしく、師匠に後ほどご指摘頂きました。
 私としては、『浜唄』(獅子をとった後ののんびりした曲のとこ)
 と『なんたら~』のくだりが大好きなんですが
 やっぱりここでも「魂の入った」「らしい」踊りを踊れるようになるにはまだまだです。

 っで一本歯ですね
 所作はすべると思っていたのですが、思ったよりは大丈夫でした。
 足拍子も所作は音がやっぱり違うので逆に踏み易いと思いながらやりました。
 まあ、バランスが途中で後ろ、後ろにいってしまい
 「おっとっと」と思った瞬間もありましたが。 

 っでっでっで一本歯で晒しですが
 まあ、本当に『窒息するんじゃないのか、私』っと思いました。はい。
 もう必死すぎで、踊りになってませんでしたけど
 途中から自分が何処にいるのかも分からなくなって
 足拍子も思いっきり間を外してしまいましたけど(気持ち悪い事してごめんなさい)
 後ろ向きに体を反って振っている時に 
 『息が出来るのはここしかねぇ。』と思って、

 『ズハァーーヒィー、ゼェゼェゼェ(T▽T)ブハァー』 

 上向いて果てる前の金魚みたいに息してましたけど
 皆様の拍手のお陰でがんばれました。
 (本当は『何事もないように軽く』やんなきゃなんで反省してますが)
 本当にありがとうございます。
 
 まあ、反省や、これからの課題は尽きない位ありますが
 本当に、楽しかったし、いい経験になりました。
 今年は、自分にとっても大切な節目の歳になるし
 ますます、がんばっていきまっしょい。(・∀・)」

 ≪余談≫
 皆さんの今回のコメント
 姉『痛々しかったわ・・・何あれ、筋肉強制マシーンか』(晒しについてのコメント)

 某知人『最初出てきたとき、内山君かと思った』(獅子をつけてムチムチになった私の顔を見て)
 
 父『お前、色っぽい踊りは出来んのか?』
  (前回も子供の踊りだったのでそろそろ大人になって欲しい模様)

いい踊りってナンダ

 2006/1/15(日)

 今更ですが
 あけましておめでとうございます。(・∀・)」ドモ
 本年も宜しくお願い申し上げます。
 年末から正月にかけてお稽古もなく
 バイトも無く トホホ
 かお(化粧)の練習などし
 ごろごろし
 友達と飲みに行ったり、カラオケ行ったりなどし
 実家にやや帰り
 
 ・・・・・そして太った・・・・。
 
 時間があるって危険だ。

 っでもう『会』までカウントダウン状態な訳で
 お稽古場も熱気を帯びて来ています。
 私も合間を見て師匠にお稽古を見て頂いているのですが
 先日『よっしゃやるぞ』という意気込みで踊った所

 「上手く踊ろうとするな。上手くみせようとするな、そんなの無理だから。」
  うっ・・・・・・

 「見せ付けようなんて思って踊るな。そんな踊り見てて気持ち悪いよ。」

 ・・・・・物凄くごもっともなご指摘を頂きました。
 またまた邪心たっぷりで踊ってしまったようです。
 「上手くなりたい」とか「早く舞台にたって拍手を・・・ゲヘヘ」(-∀-)グエヘヘヘヘ
 とか、『野望』とか『欲望』の塊をぶつけるような踊り
 気持ちばっかり先にいって空回りしてしまう踊りなんて
 見てる方は師匠のおっしゃるように『気持ち悪い事この上ない』ですね。

 いかんいかんと思っているのに
 なかなかこういう気持ちを捨てて踊ることが出来ないのはどうしたもんか(@∀@)
 
 でも、自分自身は正直なもんで
 上記のような気持ちで踊っている時は苦しくて、ちっとも楽しくなくて
 よく『目が何も見てない、固まってる』と言われるのですが

 素直に『越後獅子』を踊っている時はホンとに楽しくて、
 自然と周りの情景が浮かんで来るのです。

 どっちが踊ってていいかってそりゃ後者の方がいいですね。

 まあ課題はたっぷりですが
 会までラストスパート
 がんばりまっしょい。
 ではっ(・0・)」

お掃除MUSICのススメ①

 2005/12/29(木)
 
 さて、そろそろ年が明けようとしている今日この頃ですが
 皆様、年末大掃除、いかがなもんでしょうか?モウオワッタ?ソンナモンヤラナイ?
 私は、先日師匠の家の大掃除が終わりました。
 延べ二日間に渡る、大大大大掃除でした。(ーзー)」
 これ、もはや掃除というよりマラソン、我慢大会、訓練・・・・・
 いやこれこそ修行だ修行!!
 (とにかく隅々の隅々まで、拭く、整頓する、片付ける、そして捨てる)
 ゴミ袋、20袋分はものを捨てましたね。マジで。
  
 っで、私はもうかれこれ二年以上は師匠の家の掃除洗濯をしてきた訳ですが
 さすがに一日、8時間ぶっ通しで細かく(私にしては)掃除洗濯をしていると
 中盤
 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ(*▽*)」ぁぁっぁぁ」
 っと、そこら辺にあるものをなぎ倒したい危ない衝動に駆られるのです。(軟弱モノ)
 コレではいかん
 そこで私は考えました。
 『音楽だ、音楽。音楽をかけよう!!』
 踊る意気込みで掃除をしよう!!
 自分に暗示をかけることにしたのです。「これは掃除ではない、踊ってるんだ・・」チョットイタイ
 
 っということで、今までお掃除MUSICとして使用したアルバムの作用と効果を
 掃除ハカドリ度(★最大5)○○度(☆最大5)で評価してみようと思います。
 (大して音楽に詳しくもないので細かい所はカンベンして下さい)

 ・『クレイジー・ケン・バンドベスト Oldies but Goodies(通常盤)』
 いや~いい声でなかなか気持ちよく掃除ができました。ファンキーからジャジーな音楽までBGMに
 もってこいかもしれません。でも飽きちゃう曲が途中何曲かあったな・・・。
 掃除イーネ度★★★★    ケンさん艶声度☆☆☆☆☆

 ・『 MISIA GREATEST HITS』  MISIA
 BEST盤なので、知っている曲ばっかだし、歌バカうまで聞いてて気持ちいいし、
 めちゃめちゃ掃除がはかどりました。はかどり過ぎて、疲れてしまったくらいです。
 掃除ハカドリ度★★★★★  歌うま度☆☆☆☆☆

 ・『ビッチェズ・ブリュー+1』 マイルス・デイヴィス
 FREZYさん早速聞いてみました。アリガト!
 あまりにも曲が壮大でドラマティック過ぎて、ふと気づくと宇宙にぶっ飛・・・はっイカンイカン。 
 っということで曲に負けて掃除どころじゃなくなるので家に帰ってゆっくり聞きました。
 私は一曲目のファラオズ・ダンスが好みです。
 掃除ハカドリ度 不可    宇宙度 無限         

 ・『BEST ONE』 ルイ アームストロング
 ジャジー過ぎて、掃除とあまりに不似合いな気もせんでもないですが・・・・
 これをかけた日が気温も天気も調度よく、一曲目の「この素晴らしき世界」から感じがピッタリ。
 まったりと掃除が出来ました。この人が歌う「ムーンリバー」は凄く大人の歌だなぁ。
 掃除ハカドリ度★★★半   まったりジャジー度☆☆☆☆

・ 『Joy - A Holiday Collection 』 Jewel
 クリスマス近かったので、こんなアルバムをかけてみた。・・・きれいな声だな・・・。
 でも・・・なんだか・・・叩きを持ってるバックで「サーイレンナーイ♪ホーリーナーイ♪」
 ちょっと・・・寂しーーーい気持ちになってきたので中止。
 掃除ハカドリ度★(諸事情により)  クリスマス度☆☆☆☆☆

・ 『 安全地帯VI LIVE 月に濡れたふたり』 
 なんか倉庫から幻の伝説ライブの音源が発見されたらしく、今年発売されたアルバム。
 贔屓目かもしんないけど、全然古くなくてパワフルで凄いロックアルバムです。
 もちろん掃除も大はかどりです。騙されたと思って是非聞いて見て下さい。
 掃除ハカドリ度★★★★★     多分ボーカル躁状態度☆☆☆☆☆  

 っという事で色々あげてみましたが
 まだまだお掃除は続く訳で
 
  お掃除MUSICを大募集しております。
 
 このアルバムはイイぞ!!!
 っというのがありましたら、是非オススメ頂ければと思います。
 随時募集中です!

 それでは、皆様
 よいお年を☆
 来年も宜しくお願いします(-▽-)」

課題はコミニュケーション

 2005/12/18(日)

 思いっきり私事ですが、髪を切りました。
 久々『ショートボブ』なんて首のすーすーする髪形にしてみました。
 しかし、美容院ってなんであんなに緊張するんだ。
 美容師さんとのあの微妙な空気、緊張感(私だけか?!)
 『今、このタイミングで雑誌を読んでいていいのか?邪魔じゃないのか?』アア!マエガミガザッシニ
 
 「お仕事は何をされてるんですか?」って質問されても
 イマイチ自分の立場が中途半端で答え難い

 『ええっと日本舞踊をやってます。』
  とりあえず答えてみる。

 っが、美「あっそうなんですか、凄いですね~。」

 終了。

 (あきらかに≪あっオレ日本舞踊全然わかんね~広げらんね~≫というのが伝わってきます)
 しょうがないです。イヤホント
 クーポンマガジン使いまくってイチイチ美容院変えるのがいけないんだけど
 このワンツーマンのぎこちない空気。
 これクリアするのが課題。

 っで
 会も近い事だし、自分の踊る演目を煮詰めるべくお稽古をしているのですが
 正直『越後獅子』ってなかなか想像がつかないのです。
 越後から出てきた、田舎の青年(少年?もしくはおじさん?)
 頭に獅子頭を付け、門付けで踊りや曲芸(軽業)などを披露して、銭を稼ぐ・・・・
 明るく楽しく可愛くの反面、貧しくひなびた故郷を彷彿とさせる哀感もある踊り・・・
 ほぉ~~お・・・・・へぇ~え・・・・アーーアーー(@∀@)アーー

 飄々とした感じを出そうとすると
 「それじゃ女の子だよあんた。」
 となってしまう。
 軽業と思って動くとただの『暴れ獅子』になってしまう。
 ちょっと掴めない部分が多くて悩み中。

 先日、師匠が『気になるところ』を挙げれば見て下さるというので
 「浜唄」と「なんたら~」の所を見て頂きました。(一応いくつかにパーツが分かれているのだ)
 「浜唄」は田舎の浜辺のひなびた風景と、それを懐かしむ気分をしみじみと踊る部分なのですが
 の~んびり~しみじみ~踊るのは難しい
 多分やろうとしてるから余計に難しくなる
 
 そんな訳で師匠に一緒に踊って頂いたのですが
 そうすると自分との差がよく分かります。
 私はのんびり踊ろうとするあまり、腰がふかふかしてしまうのです。
 そしてものを見ようとするあまり、眉間に皺がよってしまう・・コワイ

 んで「なんたら~」の部分を踊って見たところ
 
 師匠「あんた誰に対して踊ってんの?それじゃ自分に対してしか踊ってないよ。」

 
ド図星

 
軽く踊ろうとか、大きく踊ろうとか、全くもって自分の事しか考えていなかったのです。
 形にとらわれちゃダメと思いつつ、そこからなかなか離れられないのです。
 んで、ちょっと設定を自分で考えてみようと思いました。
 
 『先生、では○べーや、○たんや、○たん(お稽古場で私が世話をしているお子様達)に
  物語を聞かせるように踊ってみます。』

 そことそことそこにお子様達が座っていて、話を聞かせる
 想像 想像 想像 (ーへー)

 ・・・するとウソみたいに身体が軽く楽しく踊れたのです。不思議だ・・・(ーэー)
 (でもやっぱり途中「また自分になってるよ!!」と指摘を受けた)

 「誰に向けて踊っているのか、何を踊っているのか」

 これ、当たり前だけどとっても大事なんだなと改めて痛感しました。
 ではっ(・∀・)」

 *≪超私信≫
 そんな訳で、ご招待チケットをそろそろ送付させて頂きます。
 皆様お忙しいとは思いますが、ご来場お待ちしております。m(__)m

モチベーションの低下と向上

 2005/12/8(木)

 いや、そんな甘えた事言ってる場合じゃないし
 立場でもないんですけど
 最近なんか『踊りテンション』が・・て・・低下・・・。
 ああっいけん、いけんよ。
 そんな事言ってる場合じゃなかった
 大きな会まであと一ヶ月
 ファイ、オーオー(・0・:)」
 
 っで、ここ最近でテンションが上がった事が一つ
 
 顔(化粧)の道具をそろえました。
 よく歌舞伎役者が自分で化粧してますよね、あの道具です。

 それも、師匠が知り合いの『顔師』さん(白塗りの化粧を人に施すのを生業にしてる人)に
 全部頼んで下さったので
 白粉 
 歌舞伎油
 紅
 ルボタン
 筆
 刷毛 
 スポンジ
 などなどなど
 身震いしちゃうような素敵な道具の数々です。ヒャッホーイ(ー▽ー)」
 思わず何度も手にとって確かめてしまいました。

 『あ~~あ、白粉だ・・紅だ・・・羽二重だ・・・』ゲヘヘヘヘ


 しかも、おしろいや紅など全て『顔師さん』が練って作ってくださったのであります。

 (いや~、思いっきり形から入ってます)(-з-)♪
 
 いつも師匠の白粉は私が練っているのですが(ちゃんと練ってから使うのです)
 やはり顔師さんが練ったものと比べると
 全然、全然違います。
 最初白の固形状のものにあまり液体を加えないようにして
 何十分も練るのですが
 これが全然滑らかにならんのですよ
 気づいたら、白粉飛び散らかして
 自分が『飴食い競争』状態です。
 
 ところが顔師さんの練ったものは
 まるで『上手く焼けた目玉焼きの白身』
 みたいにつるんとしてて、滑らかで
 しかも・・・・・いい匂いがします(ー∀ー)トレビアーン
 (絶対中に何か秘密の物体が入っている)
 
 早く、自分で顔(化粧)出来るように練習、練習。
 師範を執るまでに
 顔も、着付けも、後見も、もちろん踊りも、・・・料理も?ソウジモ??
 ちゃんと出来るように(ただの出来るじゃダメだねっ)


 ・・・・あっやっぱ
 テンション下がってる場合じゃなかったね
 寒いからって冬眠希望してちゃいかんね
 ではっ(・∀・)/

大いなる勘違い

 2005/12/4(日)

 「KAT−TUN」の事を昨日まで
 
 「カツーン」と読むのだと思っていました。(正解:カトゥーンでした)
 
 これ、なんかおじいちゃんが「スバゲッティー」を「スバゲッテー」と言って
 しまうのに近い感じがするのですが
 しかもKAT−TUNは二人組だと思っていたのですが・・・・
 (しかも名前に亀がつく人と梨がつく人の二人組みだと思っていました)オナジヒトデス

 「ジャニ事情」に疎いにも程がある今日この頃です。

 っで、ついにDVDプレーヤーを買いました。
 本当はレコーダーの方を買いたいのですが
 いかんせんお金がないので、
 カード二回払いで月3000円程度の支払いを目指した結果(具体的)
 「プレーヤー」となりました。

 なんか、もう全然最新電化じゃないんだけど
 新しい電化製品がうちにくるって
 テンションあがります。(ー∀ー)」ヒャッホイ
 (かつてTVが普及した頃ってこの何倍もの喜びがあったんだろな)
 
 っで、喜び勇んで早速接続し
 手持ちのDVDを再生をしてみたのですが

 「・・・・あれっ???」

 映像は映るのに音が出ない・・・・・・
 いじってもいじっても、音だけ出ないのです。
 翌日の超久々の休日を堪能する目的もあって購入したので(:▽:)ショック!!!
 
 私はあせりました。
  
 あせった結果、販売元に電話しました。
 一つでいいのに製造元にも電話してしまいました。
 
 「すいません!映像は映るのに音が出ないのですが・・・・。」
 事情を説明した結果、修理に来てくれるとの事でしたが

 『お客様、申し訳ございません。ただ今込み合っておりまして、伺うのが来週に・・・。』

 私はあせりました(・▽・:)アシタノキュウジツガ・・・・ワタシノキュウジツガ・・・

 「すいません!!明日しか家にいないんです、なんとか明日お願い出来ませんか!!
  私、私お金を払って買ったんです!!!」(あたりまえです)

 あせって、ごり押ししてしまいました。女性は歳をとるとだんだん強くなります。
 ごり押しの結果、なんとか明日の修理の予約を受け付けてもらいました。

 しかし、その夜なんだか急に嫌な予感がしました。
 「私って、うっかりしてるよな・・・・・。」
 踊りの修行をしていく上で
 なんとなく自分の性格が分かってきていました。
 私は
 『確認を怠ると、必ずミスをしてしまううっかりもの』なのです。
 
 っでっでもう一度「DVDプレーヤー」の配線を確認してみたところ

 ・・・・・・あっ(ー∀ー:)

 映像のプラグを差し込む所に音声のプラグをまんまと差し込んでいました。
 
 いやちゃんと、「赤、黄、白」って親切に色分けしてくれてるんだけどね
 ダメですね。

 翌日、販売元と製造元にわびの電話を入れました。
 「すいません、私の配線ミスでした、お騒がせしました。(TへT)」
 ホンとにすいません。

 まあ、そんなこんなで家にDVDプレーヤーは
 やって来たのであります。

 やっぱり何事も確認だ、確認!!
 自分に言い聞かせる毎日であります。
 ではっ(・0・)」

ものすごく勝手にMOVIEバトン

 2005/11/24(木)

 いやなに、先日某巨大レンタルショップで徘徊していたら
 ふと思いつきまして
 よく、『自分の好きな映画ランキング』
 みたいなの雑誌でやってますが
 なかなかトータルでランクなんてつけられないよな、と。
 ランクっつうより自分の中ではジャンル分けされて
 好き嫌いがあるなっと
 そんで最近映画見てないなっと
 
 っで、勝手にMOVIEバトン
 自分で勝手に質問考えて、勝手に答えています。
 ちなみに、高校時代は洋画ばっか見てましたが
 大学生になってからは主に日本映画しか見ていません。
 なんか急に日本映画好きになったのです。(?∀?)ハテ

 ☆○○系映画 好きランキング
 私はまるで日常をちょっと覗いた様な、平坦且つ特に事件も起こらない
 何も起こらない系映画が好きです。
 ので「何も起こらない系映画 好きランキング」
 
 1、「ぼくのおじさん」 (東陽一監督)
 いや、変な話なんですがリアルな話なのにどこかファンタジーなとこが好きです。
 自分が大学時代書きたかった脚本はこういう感でした。
  
 2、「ロマンス 愛と欲望の地上げ屋」 (長崎俊一監督)
 玉置浩二好きが高じて見たのですが、おもしろかった。
 今も白髪玉置さんからは想像も出来ない、如何わしい、エロい、ギラギラした姿が見れます。
 現場でセリフを役者と相談して作っていったらしく、臨場感ある大人の映画。
 
 3、「東京夜曲」(市川準監督)
 桃井かおりが桃井かおりの演技をしていないのも中々見所です。
 特に何も起こらない事NO、1の映画です。

 
 ☆唯一市販ビデオを買った映画
 
 「どついたるねん」(阪本順二監督)
 この映画を作った監督と役者の熱意が大変好きです。
 パンフを文化村までいって取り寄せたのもこの映画だけ。
 
 ☆出てる女優の姿が好きな映画
 1、「緋牡丹博徒シリーズ」
 藤純子(富士純子)の姿みたさにシリーズを制覇してしまった私は
 オヤジでしょうか・・・多分オヤジです。
 昔の女優さんは着物をこんなきれいに着て、こんなに自然に扱ってたんだと感動。
 シリーズの中でも山下耕作監督の作品がオススメ。
 今でも歌舞伎座でお見かけするとつい「お竜さん・・・・。」と思ってしまう。

 2、「Wの悲劇」(澤井信一郎監督 )
 昔の薬師丸ひろこは物凄いと思います。オーラばりばりです。
 そして昔の角川映画は新東宝映画に通じるキテレツさがあります。

 ☆、出てくる男優の姿が好きな映画
 
 1、「リバー・ランズ・スルーイット」(ロバート・レッドフォード監督)
 メジャーなハリウッドスターの名前を挙げてしまいますが
 ブラットピットのフライ・フィッシングをする姿が好き。

 2、「王手」(阪本順二監督)
 こういうバリバリなにわの映画に出てる赤井英和はカッコイイと思う。
 確か自身、あの飛田新地辺り(行くとタイムトリップした気になる現存の廓)の出身だった気が。

 ☆、深く心に残っている映画

 「サウンドオブミュージック」
 子供の頃大好きで、大人になるまで通算10回以上見た。
 出てくる歌、全部歌える気がする。
 
 ☆ 今一番見たい映画
 
 「乱歩地獄」(監督:竹内スグル 、実相寺昭雄 、佐藤寿保 、カネコアツシ)
 なんとなく気になる映画です。
 

 ずらずらと考えなしに書いてしまいました。
 特に回さないので
 誰か奇特な訪問者が答えてくれる事を祈っています。
 ではっ(・∀・)」

三味線のすすめ③

  2005/11/22(火)

 最近、また冬眠の季節がやってきました。
 私は姉の友人とルームシェアをしており
 よってお風呂も交代で入るのですが
 夜、風呂が空くのを待っている間に寝てしまう・・・・。
 『ダメッ寝ちゃだめっ』
 と遭難した人みたいに自分に強く呼びかけて見るのだけども
 あの、超心地よい『睡眠へのいざない』に負けてしまう
 よく、若い時は全然寝なくて平気だった
 なんて話を耳にしますが
 
 ありえません
 
 寝ないとめまいがします。睡眠万歳!!

 っで、例の三味線ですが
 姉弟子と『三味線同好会』なるものを結成しました。
 二人とも「激貧乏」で三味線を習いに行く余裕もないので
 お互いの向上の為にそんなものを作ってみました。
 毎週一回のペースで仕事の後(私はバイトの後)に集まり
 二人でチントンやっています。(後は自分宅で自主錬)

 『っど同好会・・・』という
 なんだか学生ノリな感じにこっ恥ずかしさを感じなくもないですが
 ・・・・すげえ楽しい(ー∀ー)ヾテヘヘヘヘ

 二人で夢中でやっていると時間もあっという間に過ぎてゆき
 そして、足がマッハ痺れている事に気付きます。
 アウチッ
 
 やはり自分一人でやっていると
 基礎をすっとばして知ってる曲をとにかく弾きたくなるので
 調子の合わせ方、口三味線
 糸のはじき方から、指の使い方まで
 ちゃんと一緒に勉強するというのはいいもんです。
 
 たまに師匠や、師匠の知り合いの地方さんが
 遊びに来て見てくださるので
 その時にここぞとばかりに質問しまくります。

 先日師匠が
 『次のゆかた会で、余興で地方やってみなよ
  私踊ってあげるから』

 というサプライズな目標を挙げてくださったので
 益々やる気満々。
 
 同好会もあと2,3人人が増えそうなので
 このままがんばってうちの会で
 『地方チーム』を結成だ。
 (本番でやるのは無理だけども)
 
 ホンとはちゃんとお稽古に通うのが一番いいのだけども
 自分達で出来る限りの事をやってみる
 そういうのもいいもんです。
 &周りの先生方や仲間にも恵まれている
 ありがたい今日この頃です。
 ではっ(・0・)」
 

2011年3月3日木曜日

誓いの休暇

 2005/11/15(火)

 先日、友人と近藤良平さんのソロダンス公演
 『誓いの休暇』
 を見に行った。
 一緒にいった友人がこの方のワークショップを何年も受けており
 その繋がりで彼の名を知ったのである。

 近藤良平さんは
 ペルー、チリ、アルゼンチン育ちのダンサー
 (ジャンルはどこにも属さないダンサーに思える)
 という、もうこれだけで「何者?」という経歴の持ち主である
 

 っで今回の公演 
 ジャンルというものがあるのかどうか分からんのですが
 コンテンポラリーダンスでいいのかな?
 全体の内容は意味がはっきり分かるわけではないのだが、
『あ~こういう感じね。』という感覚的なもので
 察知する事が出来る。
 確かに内容は紛れも無く「誓いの休暇」なのである。
 そして一番凄いのは意味が分からないのに『おもしろい』のである。
 
 舞台は中央に長方形の舞台があり、その周囲を十数センチの溝が囲っている
 そして中央近くに大きな丸い穴
 奥にグランドピアノ、舞台上手に小さなピアノ
 踊るのにはかなり邪魔になりそうな舞台空間なのに
 邪魔になるどころか実にそれを上手く、無駄なく使っている
 穴からボールが飛んできてそれをテニスラケットで打ったり(バナナの皮も打ってたね)
 穴から顔だけ出してショートコントのようなものをしたり
 溝からミミズが出てきてそれを追いかけたり
 笑える表現をしたかと思えば
 また稲妻のように踊り始める
 楽器を演奏する。(楽器を演奏する姿さえダンスの一部に見える)
 歌をうたう。(歌も上手い!)

 おもちゃ箱をひっくり返したような
 壊れたメルヘンとも言えそうな
 不思議でおかしな空間が劇場を包み込む

 近藤良平さんのダンスを見ていて思うのは
 基礎があまり感じられないという事だ
 バレエの基礎がしっかりしているとか
 日本舞踊の基礎があるとか
 そういうのがない
 
 そして、それがいい(不思議だ)
 基礎とか軸があるとかそういう事が全然関係ない
 踊りが体の枠を超えてしまっているのである。
 手も足も遥か遠くに伸びていく
 彼が踊ると大きな鷹が羽を広げたみたいに見える。
 動きがはんぱなく大きい
 表現力がずば抜けている。
 
 いいね、こういう踊りに凄く憧れる

 最後は
 「あっもうこれで終わりなんだ」
 とはっきり分かる
 力を最大限出し切ったダンスで締めくくられた
 いやパワフルだった。
 稲光が見えたよ。

 今度はソロじゃなく
 「コンドルズ」公演も行ってみようかな。
 ではっ(・0・)」

 ≪余談≫
 近藤良平さん、NHK「からだであそぼ」で今「こんどうさんちの体操」をやっている
 なんとホンモンの子供と奥さんと体操しているらしいのだ
 要チエック!!
 

酉の市にて

 2005/11/10(木)

 地方出身者の私にとって
 東京の祭事はナゾが多いのです。
 まず露店ですが、
 この歳まで「あんず飴」というものを全く知りませんでした。
 私の中で飴といえば「りんご飴」か「ぶどう飴」(←これはメジャー?)
 あのモナカの皮みたいなのに杏がドンとのっていて
 共有の水あめ付けて食べる
 その光景、結構カルチャーショックだった。
 どうやって食べるのかナゾで、露店の前で一人もじもじしてしまった。(でもおいしいね)
 
 っで私が初めて体験した東京の祭事は「酉の市」だったのですが
 これもなかなかの衝撃でした。
 師匠に連れられて行くようになって早二年。
 あのどっちを向いても熊手だらけの光景
 不思議とあそこにいる人全員が「粋」で「イナセ」な江戸っ子に
 見えてしまいます。(いや実際そうかもしれないけど)
 そして、最高に不思議だったのが
 あの夜12時になると何百人もの人々が
 一斉にお賽銭を本社に向かって投げてお祈りする
 あの圧巻の光景です。
 お社の中から見ていると

 お金が飛んで来る飛んで来る。(・∀・)ヒェーー

 そして凄い切実な祈りをしている人が正面から見えてしまう

 もう何分も凄い形相でお祈りをしているその姿を見ていると 
 なんだか切ない気持ちになります。

 毎年そのお賽銭から55円を頂いてお守りにするのですが
 今年から賽銭取りが私の役目になり
 本社のわずかなすき間から体を出して賽銭の投げられたスペースに体を出し
 
 55円×6人分取る(師匠と師匠の家族と私の分)
  
 これが結構大変です。

 『かっ体が出ない。』(ーΔー;)
 『50円が足りねぇ~』(TΔT)
 しかも、「風雲たけし城」ばりに賽銭が飛んでくるので結構危ない
 必死でウエストを引っ込めて抜け出て
 55円を召集。
 
 (翌年に入り口でその55円はお返しします。
 っで「ありがとう」の気持ちを込めて
 二倍の110円をお賽銭として12時に本堂に投げるのです。)
 
 戻るとその私の必死の形相を見ていた人々に
 拍手されました。
 はっはっはっ
 
 『浅草は神と仏の酉の市』
 いやっこの感覚、これこそ日本だね アッパレ
 とりとめもない話をずらずらと失礼
 ではっ(^0^)」

 《余談》
 そういえば、私の地元には「東京ケーキ」なるもののが存在したのですが
 今思えば、あれは一体何ゆえに「東京ケーキ」だったのだろうか。
 (何だか田舎ゆえの「東京」の冠の大きさを感じます)
 ただの、ベビーカステラだったんだけど・・・(でもおいしかった)
 私の地元の何処に行ってもその「東京ケーキ」を売っているおいちゃんは一緒で
 必ずおつりを「○○万円のおかえしね」と
 返してくれたのであります。(ー∀ー)ナツカシー

酔って候

 2005/11/6(日)

 お酒が好きなのに激弱というのは悲しいもんです。
 
 昨日、お稽古が終わって夜中に家に戻り
 TVを見ながらビールをぐびぐび飲んでいおりました。
 さすがに久々お酒を飲むと酔いますな。
 そして酔って判断が鈍った私は、
 そのままアツゥ~いお風呂に直行したのでした。

 飲んでスグお風呂
 
 これ、とても危険です。
 しかもガンガンCD聞きながら入っていた為、
 自分の動悸がマッハになっているのに全く気が付きませんでした。
 
 『さて、もう出よっと(@ー▽ー@)ヾウイー』

 
 しばらくして風呂から出ようとした訳ですが
 
 いや、立てませんでした。
 
 もう湯あたりなんだか、酔ってんだか、何なんだか
 そのままフラフラ上がってしばし沈没。
 (Θ∀Θ)ハレヒレホレハレ ウィッ

 
 そして次の日
 お酒の弱い私の体には確実に昨晩のビールが残っていました。
 お稽古場にいってまず私がする仕事は
 お稽古場の掃除
 師匠の朝ごはんの支度
 コーヒー豆をローストしていれる

 なのですが
 どうも手がおぼつかない
 なんか感覚おかしい
 そして、挽いたコーヒーを缶に移し変えようとした私は
 そのまま缶ごとコーヒーを遥か彼方にすっとばしてしまい

 ブワァサァー
 『げっ!』

 コーヒーが台所にきれ~いに散らばったのでした
 自業自得
 朝から台所大掃除でした。

 そういえば酔ったその日は『猩々』という
 酒好きの酔っ払い幻獣の踊りを
 踊ってた日だったな。いや~、偶然偶然。はっはっはっ(^∀^)}

 いやはやホントにお酒が強くなりたいです。ではっ(・0・)/ジャラバイ

越後な獅子de一本歯

 2005/10/30(日)

 おやすみ三秒
 最近この言葉通りに『おやすみ』してしまいます。
 布団に入ったら即記憶なし
 たまに電気つけっぱで寝てしまうし(&TVも)モッタイナイ
 なんか可愛げが無いかもしれない
 不眠で眠れず深いため息とか
 ちょっとそんな儚い感じになってみたいのです。
 でもきっとそんな事考えているうちに爆睡してしまう今日この頃です。

 っで一月の会で『越後獅子』を踊るのです。
 越後獅子というのは頭に獅子頭を付け、
 門付け( 門口、門前、玄関など)で踊りや曲芸(軽業)
 などを披露して、お金をもらう人の事で
 つまり新潟から出稼ぎに来た大道芸人ってことか?

 そう大道芸人(-▽ー)」ヨー
 つまりアクロバティック
 マジではやらないけど振りの中に側転もある
 
 踊り手は一本歯の下駄を履き
 晒しという、一反木綿(鬼太郎のね)に見えなくもない
 巨大な新体操のリボンに見えなくもない
 不思議な太い布を振って踊るのです。

 一本歯というのはその名の通り
 本来2本ついているはずの下駄の歯が1本しかついていないもので
 (しかも高さがある)
 はいているとじっと立っているのが難しく
 
 『おーいおっとよいっといよっと』ウロウロウロ(@д@)
 
 なんか「トイレに行きたい子」みたいになります。
 
 そして踊り手はこれを履いてなんと
 タップを踏むのです。タップデスヨタップ
(ホンとは足拍子っていうんだけども)
 そして最後は晒しを2本持って
 えっちらほっちら振るのです。

 最初、履いているとどうしても形的に支障が出てしまうので
 一本歯は足拍子の時のみで
 晒しを振る時は履かない予定だったのですが

 先日のお稽古で晒しの時に一本歯を脱ぐのを忘れてしまい
 『あっ・・やべ』
 
 脱ごうとしたら師匠に
 
 「・・・そのままやれ、脱ぐな。」
 (・▽・:)デェー!!

 という事になり
 その流れでやっぱり本番も履いてやる事になったのです。

 っまそれはなんとかがんばるのですが
 問題は
 『踊りが軽くない』
 ということです。
 軽業ですから、やはり腰がちゃんと入って軽く踊れないと
 話になりません。越後獅子になりません。
 これは精進せにゃなりません。
 
 いやしかし
 私の友人はこれを見に来てビックリ仰天噴出すこと
 間違いなしだと思うんだな
 ちょんまげ
 変わった下駄
 で、一反木綿を振る私
 でもがんばるので、よろしくです。
 ではっ(・0・)」

やっぱりパンが好き


            ↑たこ焼きではありませんブリオッシュです。その上はデニッシュロール
 
 2005/10/25(火)

 っでパンが好きなのです。
 食べるのが好きなのですが
 作るのも大好きなのです。

 やたら時間と手間がかかるイメージがありますが
 最近はインスタントドライイーストなんて便利な菌があるので
 二時間もあれば作れてしまいます。
 しかも、ずっとついているわけではないので
 合間に洗濯やら掃除やら出来てしまうのです。
 そして、結構大雑把な分量でも
 工程のポイントさえ押さえておけばうまい事出来てしまうという
 私にはもってこいの料理です。
 
 大切なのは最初の段階で

 かなり力(リキ)を入れてこねる事

 これ疲れますが、かなりストレス解消になります。
 前、実家で作った時。あまりに私がバンバンドンドンやっているので
 犬がビビリながら、私に超不審なまなざしを向けていました。
 (どうした!!一体なにがあった!!??オイってな感じ)

 それから一次発酵、二次発酵となっていくわけですが
 この発酵時のふくらみ方が
 
 かなりキュートです
 (これはやってみると分かります)

 途中ベンチタイム(生地を十分位休ませる)なんてメルヘンなタイムがあるのも
 いいですね。
 
 そして何より一番の楽しみは
 焼きたてパンを食べれるという事です(・0・)」ヨー
 どんな、初心者が作ろうとも
 よほどの失敗がない限り、焼きたてはおいしい!!
 凄くおいしい!!ゾ
 
 そして作ったパンは大切な食料になり
 家計を助けてくれます。スンバラシイ
 結構な力仕事なので、男性向けの料理だなと思うのですが
 (私は平気だけどね)
 やっぱりパンはいいです。
 では(・▽・)ヾバイ

三味線のすすめ②

 2005/10/23(日)

 最近めっきり寒くなってまいりました。
 日が落ちるのも早い事、早い事。
 寒くなるとまず、朝起きれなくなります。
 夏の2分の1位しか目覚ましの音が聞こえません。
 「こののまま眠れたらどんなに・・」な妄想を5分位してしまいます。
 どうでもいい話ですが
 やっぱり人間は動物だ、もうそろそろ冬眠の時期だと思う今日この頃です。

 っで、三味線ですが。
 ずばり、楽しいです(・0・)ゝヨー
 やはり日々の積み重ねとは大切なのもので
 自分なりに基礎から練習曲を決めて弾いていくうちに
 だんだん手が動くようになってきました。
 音の勘所も分かってきました。
 練習し始めるとあっという間に時間が過ぎます。

 何でも覚え始めは楽しい!

 この『次、何覚える!??何練習する!??』
 というワクワクはやっぱりいいもんです。(‐▽‐)ヾヒャハハハハ

 っで最近師匠が、大変ありがたい機会を私に与えて下さいました。
 それは

 お弟子さんに私の三味線でお稽古してもらう

 という恐ろしい企画です。スイマセンスイマセンスイマセン
 かなり恐れ多い話です。スイマセンスイマセンスイマセン(ーзー)・・・
 師匠に唄っていただき、私が弾き、そして踊ってもらう
 もちろん本稽古ではなく、稽古の合間にチャレンジさせて頂くのですが
 被害者続出、これは地方(じかた)というより

 ザッツ妨害電波です。

 『松の緑』『関の小萬』という二曲が主なのですが
 まだ暗譜が完全に出来てないので
 唄が段々先に進んでしまい
 
 『うおおい、今どこ唄ってんだ??どうなってんだ??』

 ・・・・迷子になります。

 また、踊りに合わせて弾く余裕がなく

 『あれっ・・・まだそこだった???譜しかみてなかった・・・』
 
 ・・・・・迷走してしまいます。

 いや当たり前なんだけど、地方さん(じかた)はなんて凄いんだ
 ちゃんと踊り手と唄い手の息を感じて弾かなきゃいけないんだな 
  
 しかしこれかなり楽しいです。
 間とか、息とか踊る上でもとても勉強になります。

 いい加減妨害電波はやめないと申し訳ないのですが
 こんな私に付き合って下さる姉弟子、妹弟子
 師匠にマジメに感謝。自分の贅沢な環境に感謝。
 
 いつか三味線で本当に稽古出来るのを目指して
 がんばりまっしょい。(・▽・)」では。

踊々おつかい日記

 2005/10/20(木)

 先日、お稽古の合間に国立に『おつかい』に行った。
 (このおつかいとは、催されている会の会主にお祝いを届けに行くというものだ)
 その日まさか、『おつかい』に行くと思わなかったので

 どすっぴん
 ジーパンミニスカ
 ユニクロで買ったコットンスウェット
 ブーツ
 斜めがけバック
 頭ぼさぼさ
 
 というコンビニルック
 一つ間違えば小学生ルックと言えなくも無い格好でお稽古場に来てしまった。
 しかし、他に『おつかい』に行ける人間もいないので
 れっつらGO。

 っで
 ホールについて受付にお祝いを渡しに行った。
 
 私『本日はおめでとうございます。』超スマイル
 受付「ありがとうございます♪あっパンフレット持って行ってね~。」

 (??!!??なんか物言いがスウィート・・・)

 私『あっパンフレット頂きましたので。』
 受付「あっいいのよ~。お嬢ちゃんと、先生の分も持って行ってくだちゃいね~。」
 (こうは言われていないが、確かにこういうニュアンスであった)

 ・・・・・・・まさか、子供に見られてしまったのだろうか??

 生まれてこの方「実年齢より上」にしか見られた事のない私は
 ちょっと驚いた。
 (18の時、キャッチの兄さんに未成年だと訴えても全く信じてもらえなかった)
 (挙句の果てに『子持ちでしょ?』と笑えないジョークをとばされた) 
 
 微妙に嬉しかった。ダッテダッテ
 
 しかし、『踊りのおつかい』に行くといつも緊張してしまう。
 あの煌びやかな受付の着物・・
 ・・っいやいや受付のお姉様達
 あの空気 ブルジョワーン
 ロビーで惣菜パンをかじっている私は確実に浮いている。
 
 っま、いいか
 ともかくいつ『おつかい』に行く事になるか分からないので
 これからはお稽古の時も
 ちょっとましな格好でお稽古場に行こうと思う。
 化粧ももうちょっとしようと思う。

 おわり 

名執式の思ひ出

 2005/10/16(日)
 突然ですが、コンビニが好きです。
 踊りの用事が終わって帰り道、
 暗闇の中にあの明るいコンビニの光を見るとつい入ってしまう・・・
 そしてスイーツを買ってしまう・・・
 そしてまた次のコンビニに寄ってしまう・・・
 そもそも帰り道にコンビニが2つも3つもあるのがよくない
 ついつい梯子しながら、コンビニの比較なぞしてしまいます。
 特に『ナチュラルローソン』
 あの、ちょい珍し目の商品ラインナップがたまりません。
 しかもあまりないので、見つけると喜び勇んで入ってしまいます。
 こんな事で小銭を使っている場合ではない今日この頃です。
 
 っで、先日名執式が行われ、新名執さんが誕生されました。
 名執式というのは、お家元の前で五分程度の踊りを踊り
 お免状を受け取る式があり、杯の儀(?)があり
 といった、踊りの名前を頂き、
 その流派の一員となる為の厳粛なお式です。
 自分もまだ名執になって間もないので
 まぶしい新名執さんの姿を見ると嬉しくなります。イイモンダ

 忘れもしない二年前、私の名執式の前日は
 ちょうど師匠プロデュースの公演の楽日で
 名執式前日ってか
 会場はけなきゃ、荷物片付けなきゃ
 ドタドタバタバタバタバタバタバtバタ\(◎o◎)/ウヲーイ
 で、そのまま師匠の家に泊まって当日となりました。

 朝起きて、あらかじめ予約しといた、近所の昔ながらの美容院へ
 『新日本髪』を結ってもらいに行きます。(時代劇みたいな頭の抑え目なのね)
 っがなんせ昔ながらの美容院だったので
 
 ・・・・・あれ
 ・・・・・・私の頭
 ・・・・・・・だんだん大きくなってないか?!!オイッ
 
 気づいたら『お江戸でござる』どころでない超爆弾時代劇頭に
 
 私『あれっ、なんか・・頭、大きくないですか?』
 美容師さん「っそそうかしら、昔は皆こうだったのよね。」
 私『・・・・へっへぇ~。』

 私がその日着ていたのはヒョウ柄のタンクトップ

 つまりヒョウ柄のタンクトップdeデカ時代劇頭
 
 頭と体のもんのすんごいギャップを抱えて店の外へ
 『っみみんな、見てる、間違いなく私を見てる(;O;)ウオオオオオ』
 タンクトップで、頭にでっかいカツラをかぶった状態の私に
 道行く人々は、当然オドロキですわ。
 私は俯いて頭を抱えたままお稽古場に逃げ帰りました。アハハヽ(^o^)丿ハハハ アハハハハ
 
 お稽古場に戻って師匠に
 『先生!!頭が、頭が大きくないですか??!!』
 と訴えたところ
 見て即効
 「・・・・・やりなおし。」
 
 っで辺りを見回し人気がないのを見て、再びダッシュ。
 なんとか抑え目に、抑え目に、抑え目に
 結ってもらいました。

 って思い出がこんななんかい!!
 ただの頭の話になってしまいましたが
 名執式はここでは書ききれないほど
 大切な思い出がいっぱいなのです。

 それはまたいつの日か
 ではっヽ(^o^)丿ウイッ

本番で踊る阿呆

 2005/10/10(月)

 なんかマイペースな更新具合になっていますが
 気長にお付き合いいただければと思います。
 最近、『ティアレンス』というヨーグルトにはまっています。
 発売当初は「家でヨーグルトを増殖できる時代になんじゃい!」
 ってな、ヨーグルトにあるまじき価格設定だった為
 食べたくても手を出さなかったのですが
 業者側も悟ったのか、価格の見直しをして安くなったので
 (しかも現在お試し価格)食べまくってます。
 量は少ないけど、こってりしてておいしい(^O^)/スイーツバンザイ
 私は『桃』が一番おいしいと思う。
 ぜひお試しを。

っで、もう結構過ぎ去ってしまった話なのですが
 他流の方の会で躍らせて頂いたのです。
 姉弟子と一緒だったのでドキドキは和らぐものの
 終始
 
 『無礼があってはいかん。』

 というのが頭から離れず、辺りをグルグル見回しながら
 会場を徘徊していたのであります。テツダイハナイカ、テツダイハ(@_@。ブレイハナイカ、ブレイハ
 
 そして出番前の化粧タイム
 楽屋の大きな鏡の前で化粧前を作り
 メイクをする私

 『なんか・・・いいかも・・・(=○=)キブンイイヨ』

 (なんか、本番で踊る人みたい・・・)実際そうです。
 普段、忍ヨロシク後ろで待機している事が多い私は
 なんだかいい気分になってしまったのであります。

 出来上がったメイクは練習の成果もあって
 『大魔神』にはなんとかならず、アイライン引きすぎて
 他のところについちゃった位で済んだのであります。(いいのか?)

 っで本番
 いつも思うのですが、舞台のライトは熱い
 なんか熱いのと踊ってるのとで、頭がもや~っとしてくるのであります。
 
 つい最近まで舞台で踊るのは「孤独」だと
 感じてしまう事が多かったのですが
 (マラソンランナーは孤独だというのと似ていると勝手に思っている)
 ここの所はそうでもなくなりました。
 でも自分にとってまだ「闘ってる」部分が多い
 中々、『楽しい、ここでもう一回踊りたい。』
 という心境になれないのです。
 
 いや踊るのは、気が狂いそうな位楽しいんだけども
 本番で踊る事というのは
 まだまだひよっこでは超えられない何かがある
 何か違う
 感じがしますな。


 師匠曰く
 『やっぱ本番は違うね、と言われないとプロとは言えない。だから今回の踊り
  は私はOKは出せないね。』

 なるほど、確かに
 師匠を見ても師匠の周りのすんごい舞踊家さんを見ても
 その通りだと思った今日この頃であります。
 本番恐るべし!ではっ(^O^)/

かお(化粧)のススメ

 2005/9/11(日)

 またまたご無沙汰してしまいました。
 でもでも、更新しなくなるということは無いので
 気長にお付き合いいただければと思います(^▽^)ホホッ
 さて、仕事にあぶれていた今日この頃ですが、
 何とか10月からコールセンターに入れそうでほっとしています。
 それまでのつなぎとして、現在は日雇いバイト中。エッチラホイッ
 っが、っが、やはりもうガテン系は厳しい・・・。
 先日、某運輸会社の荷物の仕分け作業の仕事をもらったのですが
 次から次に超重量級の荷物が流れてきて 
 「あのっ私一応女なんですけど・・・・女に見えてるか??」
 っと派遣元に向けて八時間恨み節を唱えながら仕事してしまいました。
 正直、途中で脱走しようかと思ってしまいました。マジで。
 
 っで、今月先生のお知り合いの先生の会に賛助として出演(勉強)させて頂くので
 先日舞台用の化粧の練習をしたのであります。
 かつらをのっけるのではないので
 白塗りの本格的日本舞踊の化粧ではないのですが
 ちゃんとそれなりに顔をつくります。
 
 私は自分で舞台化粧をした経験がまだ無いので
 姉弟子や師匠に教えていただきながらやっていきました。
 ドーランを塗るまではなんとかクリア
 
 ・・・・・が

 ピンキーというピンクの化粧をし始めた辺りから
 「なんか、京劇の人みたいだな・・・」
 っと顔がだんだん怪しい方向に向かい始め
 師匠の方を見てみると何やら私の顔を見て激しく笑っている・・・・

 「いや、顔がおお・・ゴホンッ・・丸くて・・・。」
 (-з-)ダッテダッテショウガナイジャン
 堪りかねたのか師匠に『小顔に見えるチーク』を施されました。
 (いやっしていただきましたとも・・・)

 そして問題は眉毛!!
 これは自分が思っているような眉毛では全くないのです。
 いまだかつて書いたことないような眉毛
 日本舞踊、日本人な感じの眉毛
 「どうやっても普段の眉毛になってしまう・・・。」
 これも師匠に左の眉だけ書いて頂き
 右にチャレンジ!したのですが
 またまた師匠や姉弟子が噴き出している・・・・

 「あんた・・・大魔神みたいになってるよ・・プハッ」

 ・・・った確かに。
 何とかしようとする度に濃くなっていき大変なことになってしまいました。
 きれいになる為にやっているのに、いつのまにかコメディになってしまっている(ー▽ー)

 結局お前は顔が濃いので(ハテッ?)
 普段の化粧のちょっと濃いくらいでよいと言う事になり
 顔の作り方はまとまったのであります。
 これから鬘のっける時のかお(化粧)の仕方も覚えなきゃ
 そう思うとやはりまだまだ色々と道は遠いのであります。

 では、必死で気長にいきまっしょい(^0^)/